ルノーは、ヘレステストでの主要な問題を解決したと自信を見せており、今では新しいパワーユニットには優れたベースラインがあると述べた。1月下旬に実施されたヘレステストでは、ルノーのパワーユニットにはバッテリーに深刻な問題が発生するなどトラブルが多発。ルノーのパワーユニットを搭載するほとんどのチームが周回数を伸ばせなかった。
今週のバーレーンテスト初日でもルノー勢はトラブルを抱えていたが、ルノーのトラックオペレーション責任者レミ・タフィンは、進歩を遂げていると自信を見せる。「今日は思い通りにパワーユニットを走らせることができたと言える。まだ望んでいるレベルではないが、少なくとも作業する上でベースラインは得られた」とレミ・タフィンはコメント。「明日以降はいろいろとアップグレードしていく予定だ。来週末までそれが続くだろう。それについては満足している」「だが、いくつか問題も発覚した。走行時間が増えてくると新たな問題も出てくるだろうが、2週間前に見舞われたトラブルほど大きくはないだろう。それでも修正しなければならない。走れるクルマもあれば、そうでないクルマもあるし、周回数が多いクルマも少ないマシンもある。今はそんなところだ。プラン通りに進めてはいるが、まだリカバーしている」レッドブルのエイドリアン・ニュウェイは、ルノーのパワーユニットが「とりわけ大きな冷却を要求しているように思う」と述べていたが、レミ・タフィンは、ターボエンジンとエネルギー回生システムが先天的なクーリング問題を抱えているわけではないとその見解を否定した。「正直、我々がそれほど悪いとは思っていない。その点についてはベストを尽くしている。ここでは熱に関する問題はひとつも出ていない。こう言ってみよう。確かにそれほど暑くないが、他のレースに当てはめることができるし、我々はそこまで状態が悪いわけではない。とても満足している」レギュレーションでは今月末までにエンジンの承認を受けなければならず、エンジンサプライヤーにとっては残すところあと9日しかない。それでも、レミ・タフィンは。ルノーが目標に到達できると主張している。「すべて解決したと言えば嘘になるが、今月末までにはメルボルンに臨むための満足できるスペックを手にしているはずだ」