グループ・ロータスのダニー・バハールCEOは、名称論争やチームの結果に関わらず、今後もこれまで通りF1に関与していくと述べた。グループ・ロータスは、ロータスのモータースポーツプログラムの一環としてタイトルスポンサーとしてルノーF1を支援することを決定した。だが、シーズン前にはエースドライバーのロバート・クビサがラリーで負傷して戦線離脱。また、チーム・ロータスとは名称使用を巡って法廷で争った。
しかし、ダニー・ハバールは、グループ・ロータスにとってF1はうまく機能しており、望みどりのブランド認知を届けてくれていると述べた。ロータスにとってF1は成功かと質問されたダニー・ハバールは「F1との関係は2倍の成功だと思う」とコメント。「まず何より、ロータスに望んでいたブランド認知が得られている。最も効率的で、素早い方法だ」「もう一方で、将来のマシンにテクノロジーを取り込むことができる特定のエリアにおいて、技術的なパートナーシップも確立している。我々にとって非常に良いパートナーシップであり、非常にうまく機能している。そのような関係を続けていけることを願っている」高等裁判所でチーム・ロータスがF1でその名前を使い続けることができるという判決が出たが、ダニー・ハバールは裁判の結果がグループ・ロータスの計画を損なうことはないうと主張した。「いいや、まったくない。それは我々のロータス・ブランドのブランディングであり、技術移管だ。名称問題は残念だが、あまり影響はない」ダニー・ハバールは、将来の選択肢のひとつとしてルノーからロータスにチーム名称を変更する可能性を秘密にしていないが、早くても2013年まではないと述べた。「我々はジェニイとのパートナシップにおいて非常に良い関係を楽しんでいる。我々は彼らのビジネスにも非常に関与しているし、その運営や物事の動き、管理方法に満足している。これ以上を求める理由はない」「バルセロナGPからのブランディングの拡大に非常に満足しているし、順調だ。実際、かなりうまくいっている」将来のチーム名変更については「長期的に進めることに決定した場合、名称変更も問題になってくるだろうが、現時点では問題外だし、追求していない」「判決は、F1でのロータスという名称が我々に属しており、チーム・ロータスという名前はチーム・ロータスに属していることを明白にしたと思う。明確な判決であり、F1で我々の名前を使うことを停止されるものではない」