ダニー・バハールは、F1におけるロータス・ブランドの騒動がロンドン高等裁判所に持ち込まれることはないと確信している。グループ・ロータスがロータス・レーシングのライセンスを取り消して2011年のF1参戦を発表したことで、トニー・フェルナンデスは「チーム・ロータス」の名称を買収した。
両社は解決に至っておらず、現状では2011年のF1グリッドにルノーエンジンを搭載する2つのロータスが存在することになる。チーム・ロータスがヒンガムの有名なCACBのロゴでブランド変更したファクトリーの映像を配信する一方で、ロータス・ルノーGPが2011年用の黒と金のカラーリングを披露するなど状況は活性化している。ロータス・グループのダニー・バハールCEOは「この問題がイギリスの裁判所で解決されることにはならないと思う」と BBC にコメント。「しかし、法的手段をとらなければならない場合、我々と株主はそれを支持する」とバニー・バハールはマレーシアの自動車メーカーであるプロトンに言及した。この状況は、ロータス・レーシングの名称ライセンスがトニー・フェルナンデスに発行されて後に、自身のF1計画を持ったバハールがロータスに加わったことで始まった。「私が加わったとき... 我々には独自のアイデアと計画があった。これは誰の責任でもない。株主が悪いわけでもフェルナンデス氏が悪いわけでもない」「いかなるビジネス関係も、友好的に始まるものだし、両者にとって利益のあるものであれば継続していく」「そうでない場合は終わらせるだけだ。結婚関係のようなものだ。今回は成功を収められない関係だったということだ」グループ・ロータスのモータースポーツ責任者クラウディオ・ベロは、グループ・ロータスとして引き下がるつもりはないと示唆した。「我々はクルマを製造している、ルノーF1の株主だ。なので、チームに自分達の名前をつける権利がある。フェルナンデスには権利がない。なぜなら我々が彼のライセンスを取り消したからだ」とクラウディオ・ベロは Italiaracing に語った。