レッドブルF1が、マックス・フェルスタッペンの去就を巡って移籍だけでなく、2026年限りでの電撃引退という最悪のシナリオまで警戒していると報じられた。後継候補にはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの名前が挙がるものの、4度のF1世界王者が残す大きな穴を埋められる人材はいないとの見方が、チーム内部で強まっているという。
フェルスタッペンの引退をレッドブルが警戒Auto Motor und Sportによると、レッドブルではフェルスタッペンが2026年限りでF1から退く可能性を真剣に懸念しているという。フェルスタッペンは今季序盤、新レギュレーションへの不満から将来的な引退の可能性に言及していた。2026年型マシンRB22の競争力不足も、その考えを後押しする要因になっているとみられる。イギリスGPではDRS機構のトラブルが原因とみられるリアウイングの不具合でクラッシュを喫し、フェルスタッペンは「本当にうんざりしている」と不満をあらわにした。オーストリアGP予選でも同様の危険な挙動を経験しており、安全面への懸念も口にしている。また、2026年の契約には8月から10月まで行使可能な離脱条項が存在するとされ、夏休み時点でドライバーズランキング2位以内に入る条件はすでに満たせないことから、フェルスタッペン側が条項を発動できる状況になったと伝えられている。マクラーレン移籍説も浮上一部ではフェルスタッペンがマクラーレン入りに近づいており、その結果としてオスカー・ピアストリがレッドブルへ移籍する「交換トレード」の可能性まで報じられている。もっとも、このシナリオについては複数の関係者が否定しており、現時点では実現性は高くないとみられている。それでもレッドブルは、移籍先が見つからなかった場合にフェルスタッペンが休養、あるいは引退を選択する可能性も排除していないという。後継候補はローソンとリンドブラッドフェルスタッペンが離脱した場合、レッドブルはレーシングブルズからリアム・ローソン、あるいはルーキーのアービッド・リンドブラッドを昇格させる案を検討すると報じられている。ただし、チーム内部では両者ともフェルスタッペンが残す「巨大な穴」を埋めることは難しいとの認識があるようだ。特にローソンは2025年シーズン開幕2戦でレッドブルをドライブした際、オーストラリアと中国で苦戦。中国ではスプリント、決勝とも最下位グリッドとなり、早々に降格となった経緯がある。そのため経営陣には再昇格への慎重論も残っているという。ローソンはレーシングブルズで評価回復一方で、ローソンは2026年シーズンに入ってレーシングブルズで安定した走りを見せている。直近8戦ではマイアミGPでのピエール・ガスリーとの接触リタイアを除き、7戦でポイントを獲得。6位入賞も2回記録している。さらにチームメイトのリンドブラッドに対しては、予選で6勝3敗、決勝でも7勝2敗と優勢な成績を残しており、評価を着実に高めている。レッドブルはフェルスタッペンの残留を最優先に考えているとされるが、万が一の離脱に備えた後継体制には依然として大きな不安を抱えているようだ。
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