マックス・フェルスタッペンの周囲で、エンジニアリングチームの離脱が続いている。オランダの『De Telegraaf』および『De Limburger』は、彼の“信頼の中核クルー”からさらに3名がレッドブル離脱を決断したと報じた。2026年に向け、フェルスタッペンの側近グループは大きな再編期を迎えている。
4人組コアのうち、2026年に残るのはランビアーゼのみ報道によると、離脱するのは以下の3名。■ マイケル・マニング(コントロールシステム担当エンジニア)■ トム・ハート(パフォーマンスエンジニア)■ デイビッド・マート(エンジンエンジニア)これにより、フェルスタッペンの“オリジナル4人組”の中で2026年まで残留するのは、レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼただ一人となる。マートはアウディへ移籍し、ジョナサン・ウィートリー、リー・スティーブンソン、そしてまもなく加わるマット・コーラーら元レッドブル勢に合流するとされる。またハートはウィリアムズでシニア職を受け入れたとされ、チーム内部では“意外な決断”と受け止められているという。レッドブルはフェルスタッペン支援体制の再構築が必須にここ数年でレッドブルは、エイドリアン・ニューウェイ、クリスチャン・ホーナー、ウィートリーを失い、さらにストラテジストのウィル・カートニーはマクラーレンへ移籍する。複数の広報部門スタッフも離れた。このためレッドブルは、2026年の大規模レギュレーション変更を前に、フェルスタッペンのサポート体制全体を再構築している段階だと、De Telegraafは伝えている。フォード側はフェルスタッペン残留を歓迎 「GTでも走ってほしい」一方、フォードのモータースポーツ責任者マーク・ラシュブルックは、フェルスタッペンがレッドブルに残留することを歓迎している。「彼がレッドブルに残ってくれるのは本当に嬉しい。2026年からのフルF1エンジンでの協力を楽しみにしている」と語り、さらに「2026年以降、フォードのGTマシンでマックスが走る姿もぜひ見たい」と期待を示している。ラシュブルックは、初対面の時点でフェルスタッペンの総合力に強い印象を受けたと明かした。「彼が素晴らしいドライバーであることはもちろん知っていたが、クルマの外での能力も同じくらい際立っている。マックスはどんなマシンに乗っても本物のレーサーだ。我々は彼がレッドブルと共に歩み続けることを非常に嬉しく思っているし、この協力関係を楽しみにしている」