エイドリアン・ニューウェイは、2025年に正式に同社を退社した後もレッドブルと関わり続けるというクリスチャン・ホーナーとの合意について明らかにした。レッドブル・レーシングは5月、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンらとともにチームのF1における驚異的な成功を導いてきたエイドリアン・ニューウェイが、2025年初頭に退社すると発表した。
エイドリアン・ニューウェイはすでにF1運営への関与を終えているが、65歳の同氏はレッドブル・レーシングの2024年のレースに引き続き参加しているほか、先月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで発表されたハイパーカーのプロジェクト「RB17」にも携わっている。レッドブル・レーシングの元タイトルスポンサーであるアストンマーティンは、ニューウェイの引き抜き合戦においてフェラーリやマクラーレンを退けたようで、最近の報道では、3年契約で1億ドルの契約が「まとまった」とされている。エイドリアン・ニューウェイの将来については来月にも発表される予定で、彼のマネージャーであり元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンが交渉にあたっているレッドブル退社条件では、F1スタッフの契約で一般的となっているガーデニング休暇期間を回避し、2025年のF1シーズンから新しい雇用主のもとで仕事を始めることができる。エイドリアン・ニューウェイが語る、クリスチャン・ホーナーとレッドブルのRB17合意についてエイドリアン・ニューウェイはレッドブルを正式に退社するが、退社後も50台が販売されるRB17の開発と流通を監督し続ける。レッドブルの社内ポッドキャスト「Talking Bull」に出演したエイドリアン・ニューウェイは、チームを去るという「本当に難しい決断」について語った。また、ニューウェイは、レッドブルのチームを去った後も、自身がRB17の開発に携わり続けることを保証するホーナーや他のレッドブルの幹部との合意についても明かした。ニューウェイもまた、このプロジェクトに投資しており、離れることはできない。「本当に難しい決断だった。本当に難しい決断だったが、さまざまな理由から、私はこの決断を下す必要があると感じた」とニューウェイは語った。「しかし、ポジティブな面もある。まず、自分自身も少し休みを必要としていると感じていたし、それが実現した」「しかし、それによって私は来年まで、そしてその後もRB17に完全に集中できるということでもある」「レッドブルを正式に退職した後も、クリスチャンや株主、レッドブルのシニアスタッフたちと完全に同意見だ。私はメールや電話、ダイノテストが始まればダイノテスト、トラックテストが始まればトラックテストで、RB17に関わり続けるつもりだ」「私はこの車に情熱を注ぎ込み、多くの時間を費やしてきた。この時点であきらめるわけにはいかない」エイドリアン・ニューウェイの次の移籍先については、ここ数か月間、さまざまな憶測が飛び交っている。フェラーリがエンジニアリング部門の管理権を要求するニューウェイの要求を拒否したため、アストンマーティンがニューウェイ獲得に向けてポールポジションに躍り出たと報じられている。メディアの注目度の高さについて尋ねられたエイドリアン・ニューウェイは、1989年のレイトンハウスカーの設計を「台無し」にしてしまい、「ヒーローからアホ」へと転落した以降、モーターレースの報道には目を通していないと明かした。「その部分は非常に簡単だ。なぜなら、私はソーシャルメディアを読まないし、雑誌も特に読まないからだ」とニューウェイは語った。「それはずっと前にやめたことだ。なぜなら、私がレイトンハウスにいた頃、つまり、私たちが小さなチームだった頃、私が初めて手がけた車は1988年のもので、それは実際によい車だった」「そして、1989年には完全に台無しにしてしまった。そのため、私はF1パドックのエンジニアリングサイドにおける新ヒーローから、一発屋のバカになってしまった」「良いときには報道を読まない、悪いときには腹を立てない、そう考えた。だからその時点で私はこう言った。『よし、報道は読まないでおこう』とね」「妻のマンディはソーシャルメディアをフォローしているので、私にだいたいの状況を知らせてくれるが、私は比較的それに疎く、ただ自分の人生を生き、それに影響されないようにしている」
全文を読む