エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルF1退社に際し「ガーデニング休暇」を取る必要がなくなると報じられている。カーデザインの天才であるエイドリアン・ニューウェイが過去19年間過ごしたレッドブルから去ることが確定した。ニューウェイはただちに日常業務から離れるが、今シーズンもレッドブル・レーシングとともにいくつかのグランプリに参加する予定だ。
エイドリアン・ニューウェイは2024年の残りの期間、RB17ハイパーカー・プロジェクトに専念する。正式にレッドブルを離れるのは2025年の春になるが、エイドリアン・ニューウェイは、希望すればすぐにライバルのF1チームに加わることができるようだ。The Athleticは“フリーエージェント”であるエイドリアン・ニューウェイには、次の仕事を禁止する契約条項はないと報じている。また、BBCは、エイドリアン・ニューウェイがどのチームに移籍するにしても、2026年のマシンに「大きな影響力」を与える時間があり、実質的には2025年から仕事を開始できると報じた。F1の著名人が「ガーデニング休暇」または「競業避止義務」の条項を設けるのは標準的な手順であり、エイドリアン・ニューウェイのレッドブルとの契約にはその条項が含まれていることが理解されていた。レッドブルとの契約は2025年末までの予定だったので、12か月のガーデニング休暇期間は、新しいF1レギュレーションが施行されてから1年が経過する2027年まで他のチームに参加できないことになる。その代わり、エイドリアン・ニューウェイの弁護士はその条項を削除する交渉に成功した。そのため、2025年初頭に正式にレッドブルを退団した際には、すぐに新しい仕事に戻ることができる。特にフェラーリとアストンマーティンは警戒を強めるだろう。報道によると、ニューウェイは億万長者のオーナー、ローレンス・ストロールが出資するアストンマーティンF1への大金契約を拒否したという。イタリアのメディアによると、フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールが、レッドブルがエイドリアン・ニューウェイの退団を正式に発表する前夜、火曜日にロンドンを訪れたという。バスールはニューウェイと話をするためにロンドンを訪れており、2025年にルイス・ハミルトンを迎えることになるフェラーリへの移籍の可能性を高まった。