エイドリアン・ニューウェイが現在のレッドブルとの契約を解消し、早ければ2025年にもライバルF1チームへ移籍できるよう交渉しているとBBCが報じた。今週初めに、ニューウェイが7回のドライバーズタイトルと6回のコンストラクターズタイトルを獲得してきたレッドブルでの約20年間の契約に終止符を打つことを選択したとの報道が流れた。
65歳のニューウェイは、チーム代表クリスチャン・ホーナーの行為に対する捜査以来、レッドブル内で起こっている権力闘争に不安を感じていると伝えられている。このニュースが表面化して以来、ニューウェイには多くのライバルチームとの噂が流れており、アストンマーティンは先月末にニューウェイに有利な提案を提示したと噂されている。一方、フェラーリは、イタリアブランドからのアプローチを断り続けてきたニューウェイに対する長年の関心を再燃させることに興味を持っていると噂されている。しかし、ニューウェイのレッドブルとの契約は2025年までで、12カ月間の競業避止条項が含まれていることがが発覚したことで、これらは打撃を受ける可能性もあった。だが、BBCは、ニューウェイの弁護士がそれを回避し、来期から別の場所で仕事を始められるよう、早期の離脱を確保するための交渉を行っていると報じている。そうなればニューウェイは、シリーズにまったく新しい抜本的なテクニカルレギュレーションが導入される2026年のマシンのデザインプロセスに参加することが可能になる。アストンマーティンとの契約はニューウェイにとって好ましいものではないと考えられているため、フェラーリがニューウェイの行き先として最も有力視されている。一方、ザック・ブラウンはマクラーレン復帰の可能性を否定している。「エイドリアンは良き友人であり、史上最も成功したデザイナーであることは明らかだ」とザク・ブルアンは語った。「しかし、マクラーレンには計画があり、私はテクニカルリーダーシップチームと、上位に戻るための前進に非常に満足している」フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任としてマックス・フェルスタッペンを獲得したいという思惑の中で、メルセデスもまた有力な選択肢と見られている。月曜日にニューヨークで行われたWhatsAppのイベントに出席したヴォルフは、ニューウェイの実績を称賛していることを認めつつも、「ファンのように、そのスペースを見ている」と述べた。水曜日がイモラでのアイルトン・セナの死から30周年ということもあり、ニューウェイがチームを去るというレッドブルからの発表は木曜日よりも早まることはないだろう。
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