レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、印象的なF1デビューを飾ったオリバー・ベアマンにレッドブルのジュニアF1チームRBのシートを提供する可能性を否定した。ベアマンは先日のサウジアラビアGPで虫垂炎手術で欠場したカルロス・サインツの代役としてフェラーリのステアリングを握って7位入賞を果たし、レッドブルのトップF1コンサルタントである80歳のマルコはフェラーリにベアマンをフルグリッドに昇格させるよう促した。
「私がフレデリック・バスールだったら、すぐにベアマンのコックピットを他のチーム‐たとえばハースとか‐で見つけるだろうね」とマルコはSpeed Weekに語った。また、Osterreichの取材に対し、マルコは「彼らは莫大な費用をかけて(ルイス・)ハミルトンを買い、(シャルル・)ルクレールと長期契約を結んだ」とコメント。「私なら、来年はハースのような小さなチームに入れるだろう」とマルコは繰り返した。「1年間学ぶことは誰にとっても損にはならないし、プレッシャーからも解放される」しかし、その学習の年はレッドブルのジュニアチームでハンドルを握ることはないようだ。「実際に我々は彼と有益な会話をしました」とマルコは明かす、「しかし彼はすでにフェラーリのアカデミーに在籍している」「我々が彼をフェラーリのために訓練することは考えられない」