レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2023年F1第8戦スペインGPの予選を振り返った。マックス・フェルスタッペンは昨日両方のセッションでトップに立ち、FP3でもトップに立ったが、ここスペインでの初ポール獲得への猛攻を邪魔できるのは天候だけのように思われた。
しかし、天候に左右されることなく順調に走行し、リスクを冒す必要がなかったため最後のフライングラップを中止することさえできた。セルジオ・ペレスはQ1をぎりぎりで通過し、Q2では2回目の走行ではらんでしまうという散々な結果に。埃をかぶったタイヤで、注意力が散漫になっているように見えたペレスは、肝心なときにラップを重ねることができず、Q2敗退となった。「マックスはモナコを離れたところから確かに調子を上げ、今日は素晴らしい成績を収めたが、明日は新たなチャレンジが待ち受けている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「天候、信頼性、スタート、戦略、そして最後の2つのコーナーなど考慮すべき変数はまだたくさんあり、マックスはその栄光に満足することはないだろう」「一方、チェコは予選で苦戦を強いられた。予選でコースアウトし、タイヤの温度にも悩まされた。明日は11番手と、まだまだ課題は多いが、ここでの活躍は期待できる。彼はハードなレースを展開し、戦いに臨むことだろう」