レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンが彼のチームを称賛し、RB19をF1史上最速のマシンだと称賛したことについて「光栄に思う」と述べた。レッドブルは先週末のオーストラリアGPで、現ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンが3戦中2勝目を挙げ、2023年の100%勝利記録を更新した。
レッドブルのRB19は、予選でも決勝でも、独自のリーグに属しており、ハミルトンはホンダのF1エンジンを搭載したマシンのレベルに驚いている。ルイス・ハミルトンは「僕たちが速かったときでも、こんなに速くはなかった。僕が見たなかで、他の車と比べても一番速い車だ」と語った。この発言を受け、クリスチャン・ホーナーは「ルイスがこれまで乗ってきたマシンを考えれば、とてもうれしいお世辞だ」と語った。しかし、メルセデスのチーム代表であるトト・ヴォルフの「自己満足」という言葉を借りれば、ホーナーはシーズン序盤の覇権に浮かれているわけではなく、このスポーツに吹く変化の風を十分に理解している。ジェッダでの予選でフェルスタッペンがドライブシャフトを破損したことは、レッドブルが予期せぬ惨事に対して脆弱であることの一例である。「シーズンが非常に長いことは承知している。まだ 21レースと6つのスプリント レースが残っている。ヨーロッパに戻ると、今後数週間のうちに大きなアップデートが予定されている」とホーナーは語った。フェラーリやメルセデスに対するレッドブルのパフォーマンスリードに驚いているかと聞かれたホーナーは「正直なところ、時々、そう思う」と答えた。「前進したチームもあれば、前進しなかったチームもある。しかし、それはサーキットごと、会場ごとに変化するだろう」「私はシーズンの実際のフォームブックが何であるかについての実際のパターンを得るには、3~4レースかかるだろうといつも言ってきた」