レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2022年F1第10戦イギリスグランプリの決勝を振り返った。スリリングでインシデント満載のイギリスGP決勝は、キャリア初優勝を飾ったカルロス・サインツ(フェラーリ)に続き、序盤の接触で最後尾に落ちたセルジオ・ペレスが見事に挽回して劇的な2位表彰台を獲得した。フロア損傷でリードを失い、パワー低下とグリップ不足に苦しんだマックスは懸命に持ちこたえて7位完走を記録した。
「今日はチェコが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。1周目でフロントウイングにダメージを受けたあと、ノーズを交換しなければならなかったが、そこからの挽回が見事だった。セーフティカー導入による新品タイヤへの交換に助けられた部分もあったが、彼のペースとレースクラフトは並外れていた」「マックスはリードを奪ってレースを支配する立場にいたが、不運なことにデブリでフロアを痛め、ダウンフォースを大幅に失ってしまった。今日は彼にとって最高のレースになるはずだったので不運だったが、すべてのポイントが重要なので、彼も優勝を狙うときと同じように7位のためにハードワークしてくれた」「私たちが目にしたクラッシュの規模を考えれば、今日最大の功績はドライバー全員が無事だったことだ。来週のオーストリアではアレックスと周が問題なくレースに出られることを願っている」