レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1新時代のスタートにおけるレッドブルの印象的なペースが彼を驚かせたと認める。現役F1ワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンは、今シーズンこれまで完走した3つのレースのすべてで勝利し、レース後半にマシントラブルによってリタイアした2つのレースも2番手を走行していた。
マックス・フェルスタッペンがリタイアした2つのレースで優勝したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、ドライバーズ選手権でマックス・フェルスタッペンに19ポイント差をつけてリードしており、スクーデリア・フェラーリもコンストラクターズ選手権でレッドブル・レーシングに6ポイント差をつけている。昨年までターボハイブリッド時代を支配してきたメルセデスF1がポーパシングに苦しむW13でペースを落としているため、両方のタイトルはすでにレッドブルとフェラーリの一騎打ちの様相を呈している。レッドブル・レーシングは、昨年のチャンピオンシップでメルセデスと激戦を繰り広げ、その戦いは最終戦のファイナルラップまでもつれこんだ。そのため、チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2022年マシンであるRB18の準備にノックオン効果がもたらされることを懸念していた。しかし、これらの懸念は、バーレーンやオーストラリアで信頼性問題という形で現れたが、少なくともその信頼性が維持されているときは、車のパフォーマンスによって和らげられている。「昨年のクルマに多大な労力を費やし、これらの新しいレギュレーションが登場した。昨年、我々には勝つ機会があり、それを勝ち取らなければならなかったので、リスクを冒すことを選んだ」とクリスチャン・ホーナーはCNNに語った。「それは、昨年の後半に入ると、チームに大きなプレッシャーをかけたし、我々は追いつく必要があった。個人的には、今年がこれほど競争力のあるものになるとは思っていなかった」「最初のレースでフロントローに並び、2戦目で勝利し、イモラで1-2で勝ち、マイアミで勝つことは、我々にとって信じられないほどのスタートだった。チームの全員がこんなに短い時間で本当に驚異的な仕事をしてくれた」マックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレールとのポイント差を埋めようとしており、スペインGPで3連勝を目指している。「まだまだ長い道のりがあり、フェラーリとは非常に緊密だ。素晴らしいレースがいくつかあった」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。「去年のように競争の激しい年が来ないことを望んでいたが、今年もずっと続くようだ」「互角の戦いであり、バルセロナの高速コーナーはまた別の挑戦だ。我々はフェラーリがそのエリアで強いことを知っている」「餅は餅屋であり、マイアミは我々に適していた。我々はそれを機能させることができ、ありがたいことに結果を出すことができた」