ホンダのロゴが、2022年もレッドブルのF1マシンに掲載される可能性があることをホンダF1の広報担当がスペイン紙の取材で認めた。今シーズン末でF1から撤退するホンダにとって、公式には来週末のF1アブダビGPがF1でのラストレースとなる。ただし、レッドブルが自社でのパワーユニット運用に移行することをサポートするためにホンダF1は、2022年用のF1エンジンを準備しており、コース上とファクトリーでサポートを継続する。
「そうですね、我々は来年、規制によって凍結されるエンジンに取り組んでいます」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はサウジアラビアで語った。「空気力学が大きな変化しますし、我々はパフォーマンスを改善しようとしています」今年、ホンダは、レッドブルとともにF1ワールドチャンピオンを獲得するための突破口を開いおり、F1撤退には疑問の声も多い。だが、田辺豊治は「私には分かりかねます」とコメント。「会社の決定です」だが、田辺豊治は実際にホンダがマシンのスポンサーとして留まる可能性を残している。レッドブルの2022年F1マシン『RB18』でホンダのロゴがが見られるかと質問された田辺豊治に「分かりません」と語ったが、チームのスポークスマンは「ロゴがあるかもしれませんが、それがホンダなのか他のものなのかは分かりません」とスペイン紙ASに語った。田辺豊治が認めるのは、マックス・フェルスタッペンが残り2レースで8ポイントのリードを築いているにも関わらず、ホンダがF1で傑出したF1エンジンになることはなかったということだ。現在のホンダのF1エンジンは、メルセデスよりも優れているかと質問された田辺豊治は「いいえ」と答えた。「サウンドから見積もることができ、4社すべてが同じような状況にあります。したがって、レベルは似ていると言えますが、我々は一番ではありません」しかし、ホンダの2021型F1エンジンは、メルセデスよりも信頼性が高く、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの両方が、5基以上のF1エンジンを搭載している。「コース上で大きな問題は発生していません。ですが、信頼性も似通っていると言わなければなりません」とホンダF1のライバルのエンジンと比較して田辺豊治は語った。「彼ら(メルセデス)がなぜこれほど多くの内燃機関を使用しているのかは分からない。これまでの数年間は非常に安定していたからです」「彼らのコメントによると、彼らはより多くの力を得ようとしているようです。ですから、それは信頼性の問題ではなく、パフォーマンスの問題だと思います」メルセデスF1が最終決戦のためにエンジンのパワーを最大に上げることで意図的に信頼性を危うくしているか可能性はあるかと質問された田辺豊治は「そうだと思います」と語った。