レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今週末のF1サウジアラビアGPでのエンジン交換を“暫定的”に否定した。メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンがF1ブラジルGPで圧倒的な速さを見せた“ロケット”エンジンをF1サウジアラビアGPから再び搭載する。
それに対応するために、レッドブル・ホンダF1は、残り2戦で新たな馬力をマックス・フェルスタッペンに与え、ホンダF1は2戦のために特別にエンジンを調整するのではないかと噂されている。マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズチャンピオンシップでまだルイス・ハミルトンに8ポイント差をつけており、ヘルムート・マルコは、まだフェルスタッペンがタイトル獲得に有利な立場にいると考えているため、以前はこれ以上のエンジン交換でペナルティを受けることはないと述べていた。「現時点ではサウジアラビアでエンジン交換は計画されていない」とヘルムート・マルコはF1-Insiderに語った。「あるとすれば、アブダビになるだろう」ヘルムート・マルコは、過去2戦でメルセデスF1に圧勝を許しているため、今週末にサウジアラビアでレッドブル・ホンダが挽回できることを望んでいると語る。「ブラジルではチャンスがなかった。カタールではセットアップを間違えた」とヘルムート・マルコはコメント。「だが、我々はまだ先を行っている。今、我々はジェッダで反撃しなければならない。マックスにはまだチャンスがある」今週末のF1サウジアラビアGPが開催されるジェッダ・コーニッシュ・サーキットは完全に新しいサーキットであり、サーキットはまだ建設の仕上げが行われているようだ。そのため、非常に大きな未知数があり、マックス・フェルスタッペンは、サウジアラビアに向かう前にトラックを学ぶために時間をとっているとヘルムート・マルコは語る。「信じてほしいが、我々の人々は全速力で働いている」「マックスはシミュレーターでトレーニングを行ってきた。自宅にもシミュレーターがある。彼は、これまで運転したことがないことを気にしない」メルセデスF1は、サーキットを評価するために非常に早い段階で主要なエンジニアをジェッダに派遣したと考えられているが、ヘルムート・マルコは「いいや、我々ははそれはしていない」と語った。「それはトト・ヴォルフと彼の友人のアレックス・ヴルツに任せよう。だが、それによってもたらされるおのはあるだろうか?」「私が知る限り、まだ完成していない。まだ掘削機と建設車両が走り回っている」「路面はギリギリまで掃除されない。それにマックスが慣れるためには、2~3周のプラクティスラップで十分だろう」