レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年のタイトル争いにおいて、ルイス・ハミルトンの方がマックス・フェルスタッペンよりも“より多くのプレッシャーを感じている”と考えている。F1ロシアGPに先立ち、ルイス・ハミルトンは、自分が2007年に初タイトルを獲得したときのことを引き合いに出し、マックス・フェルスタッペンは初のF1タイトル獲得のプレッシャーを感じているはずだと牽制した。
マックス・フェルスタッペンは、その発言を好ましく思っておらず、ルイス・ハミルトンがそう考えるのは“僕のことを知らないからだ”とやり返した。この舌戦について質問されたクリスチャン・ホーナーは、ルイス・ハミルトンの方ががプレッシャーのかかる状況に陥っているはずだと語った。「ルイスが8回目のタイトルを獲得しようとしているのは、マックスが最初のタイトルを獲得するよりもプレッシャーがかかっていると思う」とクリスチャン・ホーナーは語った。「マックスは自分のやっていることを楽しんでいるだけだし、これまで以上に運転が上手になっている。彼がプレッシャーにどのように対処しているかを見たいのであれば、ザントフォールトの週末に彼が受けていた激しいプレッシャーを見ればいい」「彼は今までよりも上手に運転しているし、マシンを運転することを楽しんでいる。挑戦を楽しんでいる。競争を楽しんでいる」「彼には失うものは何もない」マックス・フェルスタッペンは、F1イタリアGPでのルイス・ハミルトンでの衝突によって3グリッドペナルティが確定した状態でロシアに到着した。結果的にマックス・フェルスタッペンは、PU交換によって最後尾からスタートすることになったが、いまだにクリスチャン・ホーナーはその裁定に不満を感じている。「スチュワードが本当にドライバーにメッセージを送りたいのなら、モンツァは非常にレーインシデントだったので、彼らは両方のドライバーにペナルティを与えること方がよかっただろう」とクリスチャン・ホーナーは語った。「だが、彼らはあのような結論に達した。我々は評決とそれに伴うペナルティを受け入れている」「ありがたいことに、オーバーテイクができるコースなので、ここでのハンディキャップはそれほど大きくないはずだ」