レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンをリタイアに追いやったルイス・ハミルトン(メルセデス)の走りに激怒。“ダーディドライビング”だと非難した。スタートではマックス・フェルスタッペンがリードを維持したが、蹴り出し、ストレートの伸びのどちらをとってもルイス・ハミルトンの方が優位だった。
二人のバトルは全てのコーナーで続いていたが、ターン9のコプスでインサイドにいたルイス・ハミルトンの左フロントが、アウトサイドにいたマックス・フェルスタッペンの右リアタイヤに接触。マックス・フェルスタッペンの右リアホイールは外れてタイヤバリアに高速でクラッシュ。コプスは時速300キロのコーナーで、フェルスタッペンの衝撃は51Gと算出された。幸いなことに自力でマシンを降りたが、マシンとバリアは激しく損傷し、レースは赤旗中断となった。このクラッシュにクリスチャン・ホーナーは激怒。「無鉄砲な動きだったと思う」とコメント。「コプスは世界で最速のコーナーのひとるだ。インサイドにホイールを入れてはいけない。あれは本当にダーディなドライビングだ」また、FIAには「あのコーナーを見てほしい。彼は決して近くにいなかった。大きな事故だった」 「あれは100%マックスのコーナーだった。完全な責任はハミルトンにある。彼が無傷で立ち去ったことを神に感謝している。適切に扱ってくれることを願っている」この接触により、ルイス・ハミルトンには10秒加算ペナルティが科された。
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