レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・ホンダが今週末から始めるオーストリアでのホームレース2連戦で“5連勝”を達成できると考えている。「チームの雰囲気はリラックスしており、ホームグランプリを楽しみにしている」とレッドブル・リンクでの2連戦に先立ってヘルムート・マルコは ServusTV に語った。
レッドブルがオーストリアにいるからヘルムート・マルコが高揚しているわけではない。マルコは、レッドブル・ホンダがメルセデスを打ち負かし続けることができると考えている。「我々は常にシュピールベルクを得意としてきた」とヘルムート・マルコは語った。「何らかの理由で、ホンダのターボは常にメルセデスよりも優れたパフォーマンスを発揮してきた」「5連勝を達成できるかもしれない」レッドフル・ホンダはセルジオ・ペレスがF1アゼルバイジャンGPで優勝し、チャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンはF1モナコGPとF1フランスGPと最近の3つのグランプリのうち他の2つで優勝している。ヘルムート・マルコは、2021年のレッドブルF1の新加入ドライバーであるセルジオ・ペレスにますます満足している。「彼はどんどん良くなっている」とヘルムート・マルコは語った。「彼は今やマックスの近くにとどまることができる。これは他のドライバーにはできなかったことだ」セルジオ・ペレスと同じ立場にいるあるバルテリ・ボッタスが苦戦している中、メルセデスF1のリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンは、現在のガレージ内が“パニック”状態にあることを否定するが、先週末のフランスのメルセデスの雰囲気が「奇妙」だったことを認めている。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、シーズンを通してヘルムート・マルコで舌戦を繰り広げおり、最近ではクリスチャン・ホーナーに“おしゃべり”だと批判するなど、これまでには見られなかった姿をみせている。「以前は名誉を持っていましたが、今ではトトはクリスチャンと全力でやりあっている」とヘルムート・マルコは微笑んだ。オーストリアでは、ライバル間の雰囲気が改善する可能性は低く、ヘルムート・マルコは、レッドブルがFIAにメルセデスのフロントウィングの柔軟性を抑えるために検査を要請したこと明らかにしている。「これは完全に正常な手順だ。他のチームが規制を乱用しすぎており、グリーな領域が赤で表示されていると思われる場合は、明確にする必要がある」