レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2016年にカルロス・サインツではなく、マックス・フェルスタッペンをレッドブル・レーシングに昇格させ、結果としてサインツを失うことになったことを後悔ていないと語る。マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツは、2015年にトロロッソで一緒にF1デビューを果たした。しかし、1年後の2016年シーズンの4戦後、マックス・フェルスタッペンはF1スペインGPでレッドブル・レーシングに昇格し、その初戦で18歳で見事優勝した。
その後、トロロッソでF1を続けていたカルロス・サインツは、2018年にルノーに加わり、1年後にはレッドブルとの契約を終了してマクラーレンに移籍。そして、今年からはライバルであるフェラーリに移籍し、目覚ましい活躍をみせている。ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツではなく、マックス・フェルスタッペンを昇格させるという選択について、明らかに後悔はしていないと語る。「当時、我々は非常に強かったが、我々としてはマックスの方が優秀なドライバーだと見ていた。サインツとフェルスタッペンは非常に接近していたし、我々は本当に彼に契約をオファーしたかった」とヘルムート・マルコは Formel1.de に語った.「だが、我々としてはトロロッソ以外に彼にオファーできるところはなかったんだ」「だからこそ、我々はマックス・フェルスタッペンを選んだ。それ以来、フェルスタッペンが示している結果は、その決定を正当化する以上のものだと思う」「我々はサインツを追い払ったわけではなかったし、正当な理由で非常に早くに彼と契約した」「フェルスタッペンとサインツはほぼ互角だったが、彼にそれ以上のオファーをすることはできなかった」ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツはレッドブルに行き詰まりを感じたと述べ、彼の契約を完全に解除し、F1での彼の将来を彼が適切と考えるように決定できるようにしたと語った。「彼はトロロッソでの将来の見通しを確信していなかった」ヘルムート・マルコは語った。「彼は進歩しておらず、これ以上待ちたくないと感じていた」「最初は彼を貸し出し、その後、契約を完全にキャンセルした。結局のところ、我々は彼の将来の邪魔をしたくなかった」
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