レッドブルF1のエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズにテクニカルディレクターとして加入するベン・ホジキンソンは、メルセデスを離れることは簡単ではなかったが、レッドブルでの今後の新たな挑戦を楽しみにしていると語った。レッドブルF1は、2022年からホンダから引き継いだF1パワーユニットを運用し、2025年の新たなF1エンジン開発を見据えて、新会社レッドブル・パワートレインズを設立。
先週、メルセデスF1のエンジン部門メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)で長年働いてきたエンジニアリングディレクターのベン・ホジキンソンを引き抜いたことを発表してF1界を驚かせた。「テクニカルディレクターとしてレッドブル・パワートレインズに加わることに非常に興奮している」とベン・ホジキンソンはプレスリリースで語った。メルセデスの元エンジニアリング責任者は、過去20年間の雇用主に別れを告げるのは簡単ではなかったが、レッドブル・パワートレインズに多くの経験と専門知識をもたらす。「ほぼ20年働いたメルセデスHPPを去る決断を下すのは簡単なことではなかった。しかし、そのような広範囲で重要なプロジェクトを任されるのは機会は大きな名誉だ」ベン・ホジキンソンは、新しいレギュレーションが適用される2025年のF1エンジンの開発に関与する。「レッドブルはF1の真剣なプレーヤーであり、ハイブリッド時代の最大のライバルだった。会社の旅のこの新しいフェーズで一緒に何を達成できるかを楽しみにしている」