レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンプログラムの引き継ぎに取り組むなかで“最高の人材”を獲得することを目指していると語る。ホンダは2021年末にF1から撤退し、レッドブルがホンダのF1エンジンプログラムを引き継ぐ予定となっている。F1エンジンの開発は今シーズンの終わりから凍結され、レッドブルと姉妹チームのアルファタウリは凍結期間中にホンダのエンジンを使用することに合意した。
レッドブルF1は多くの才能を魅了しており、F1界を代表する天才であるエイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1がグリッド上で最高のシャーシの1つを構築するのを手伝っている。クリスチャン・ホーナーは、エンジン側で同じように印象的な才能を引き付けることができると信じていると語る。「シャシー側とまったく同じ哲学を適用する」とクリスチャン・ホーナーは語る。「つまり、シャーシで行ったのとまったく同じように、適切な人材と最高の人材を確実に引き付けることを目的としている」 レッドブルF1は、ミルトンキーンズにあるチームのF1拠点ないの新しい会社、レッドブル・パワートレインズ・リミテッドを設立した。これにより、レッドブルF1はエンジンとシャシーをより緊密に統合できるようになる。「結局のところ、F1はまだチームスポーツだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「人材のスポーツです。そらがミルトンキーンズのキャンパス内に施設を設置した根本的な理由の1つだ。パワーユニットとシャシーの間にこのシームレスな統合があることを確認するためだ」レッドブルF1は、2025年までに新しいパワーユニットを開発するという長期的な視野を念頭に起きながら、ホンダF1のスタッフの一部をキープする。クリスチャン・ホーナーは、以前よりもシャシーとエンジンをはるかに緊密に統合できることが、チームにとって後押しになると考えている。「非常にエキサイティングだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「当然、エンジンの凍結は実質的な暫定期間のための保護手段として重要だった。しかし、2025年に登場するであろう新しいエンジンに向けても、もちろん、我々は構造を構築している」「我々はホンダから素晴らしい人材と才能を継承するが、ビジネスのシャシー側と完全に統合する効率的な方法で、適切な人材を適切な役割に就かせることに全力で取り組んでいる」