レッドブル・ホンダF1のレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、2021年F1プレシーズンテスト3日目の作業を振り返った。午前のセッションはセルジオ・ペレスが担当し、異なるセットアップを試しながらマシンの挙動について理解を進め、49周を走行した。セッション終盤、この日一番気温の高い時間帯ではあったものの、1分30秒187のベストタイムをマークし、午前のセッションでのトップとなった。
午後は、マックス・フェルスタッペンが走行。5種類中3番目に柔らかいコンパウンドであるC3タイヤで周回を重ねると、本番でのレース時間に近い日没後に、2番目に柔らかいC4タイヤでアタックを実施。このC4タイヤでマークしたベストタイム1分28秒960は、3日間のテスト全体での最速タイムとなった。「今日の両方のセッションは走行プランという点ではまったく同じだった。最初の2日間とは対照的に、今日はマシンの最適化と自分たちの位置を理解することがより重要だったので、ショートランを実施し、より多くのセットアップアイテムを試したことで少しガレージでの時間が長くなった」「いくつか開発作業を行ったが、手順とピットストップという点でもクルーとドライバーは本当にスピードアップした。両方のドライバーとも同様のプランであり、二人とも同様の結果だった」「全体的にポジティブなテストフェーズだった。3日間は決して十分とは言えないがね。誰もそんなことを言う人はいないと思う。だが、利用できる時間という点で我々が今回のテストから得られたものは非常に有益だった」「我々には構築していくための本当に良い基盤がある。2週間以内にバーレーンに戻ってくるのを楽しみにしている」