レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1トルコGPの初日を終えて、メルセデスが間違いなくマシンを仕上げてくると確信しているものの、再舗装された新しい路面と天候の不確実性によって、特にタイヤ選択で興味深い週末になると予想する。F1トルコGPの金曜日は異例の一日となった。2011年以来のグランプリ開催となったイスタンブール・パークだが、路面が再舗装されたことによってFP1開始時には路面に油が浮いているようなコンディション。
走行を重ねるごとに路面は改善していったものの、2回のセッションで全ドライバーがグリップ不足に苦労した。9年ぶりにイスタンブール・パークに足を踏み入れたクリスチャン・ホーナーは、コース未経験でる両ドライバーは非常にうまく対処していたと語る。「忙しかったが、生産的な金曜日だった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「イスタンブールに戻ってこれたのは良いことだが、新しいアスファルトはチャレンジングだ。アイスリンクのようなグリップしかない。一日を通してタイヤに少しずつ命が吹き込まれていった。だが、両方のドライバーはポジティブな一日を過ごした」「金曜日のスコアボードはあまり意味がないものだが、両方のドライバーがトップにいるのを見るのは良いことだ。ポルトガルよりもグリップが低かった。今夜雨が降り始めたら本当に滑りやすくなるだろう」クリスチャン・ホーナーは、コンディションがチームが慣れていたものと大きく異なる場合、マシンの調整は簡単な作業ではないが、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンはそれを最大限に生かそうとしていたと語る。「最大の問題に対処する必要がある。たとえば、タイヤの熱入れに関しては、それを解決するために通常行っていることで対応するしかない。我々は9年前に運転したが、トラックをさらに良くする必要がある」クリスチャン・ホーナーは、滑りやすい路面によって残りの週末はエキサイティングなものになると考えている。「メルセデスは間違いなく近づくだろうと思うが、日曜日はクレイジーなレースになるかもしれない。ポルトガルでマクラーレンのファーストラップを目にしたが、それが再び起こる可能性がある。したがって、タイヤの選択も重要な役割を果たすことになるし、興味深いグランプリになるだろう」