レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、今季のフェラーリの継続的なパフォーマンス低下は、FIAとの物議を醸したF1エンジンの和解が大きく影響を受けたことを示しており、“酸っぱい味が残っている”と語る。冬に発効されたF1パワーユニットに関連する技術指令の多くは、2019年シーズン後半にストレートで圧倒的な速さを見せていたフェラーリのF1エンジンの優位性を抑えることになった。
フェラーリは、FIAとの私的な和解が競争力によって自分たちのF1エンジンの競争力が大幅に低下したことを公に認めている。クリスチャン・ホーナーは、この状況に“酸っぱい味を残した”と語り、昨年フェラーリが勝利したレースではレッドブル・ホンダが勝っていたかもしれないと考えている。この状況を苛立たしく思うかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「すべてがかなり酸っぱい味を残している」とコメント。「明らかに、フェラーリの現在のパフォーマンスから独自の結論を導き出すことができる。だが、彼らが昨年のパフォーマンスとはかなり異なるように見えるエンジンを使って走っていたなら、我々が間違いなく昨年勝利したはずのレースがある」昨年のF1ベルギーGPではフロントローを独占し、シャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンを飾ったフェラーリだが、今年はセバスチャン・ベッテルが13位、シャルル・ルクレールが14位でフィニッシュ。フェラーリのF1エンジンを搭載したアルファロメオのキミ・ライコネンに負けた。「明らかに彼らにとって非常に厳しい状況だが、彼らの焦点は明らかに過去数年間に間違った領域にあったと思う。それが彼らが明らかにその合意にあったものと少し苦労しているように見える理由だ」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。「メルセデスは明確なリーダーだと思う。ホンダとルノーはサーキットと状況に応じてかなり近いと思う。そして、フェラーリは明らかにその列の後ろにいる」
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