レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年の残りのシーズンでメルセデスとの差を縮めるチャンスはまだあると信じている。今年、レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンを最年少F1ワールドチャンピオンにすることを望んでいる。しかし、シーズンが開幕してメルセデスの優位性は明らかであり、それを実現するためにはレッドブルとホンダF1の両方が懸命に努力を重ねていく必要がある。
レッドブルは、これほど良い冬を過ごしたことはないと自信をみせており、ホンダF1も大きな進歩を果たしたと語っていた。しかし、問題は同じような進歩をメルセデスが遂げたことだった。現状、マックス・フェルスタッペンは、1勝を挙げたものの、メルセデスの間に割って入ることが精一杯となっている。だが、クリスチャン・ホーナーは、決して2020年シーズンを諦めてはいないと語る。「7週間で多くのことが起こった。もちろん、それがなければハミルトンに18ポイント差だったと思うので、あの(開幕戦の)DNFは残念だ」とクリスチャン・ホーナーは語る。「フェルスタッペンはマシンから最大限を引き出しており、素晴らしい走りをしている。今後レースでメルセデスとのギャップを縮めることができることを期待している」「もちろん、あのマシンは来年も我々と一緒に走ることになるので、我々はできる限り懸命に作業している。メルセデスは良い仕事をしたし、それには脱帽だ。だが、我々にはまだ進行中のものがある」「メルセデスと相性のいい次の2レース(スパとモンツァ)を耐えることができれば、その後、まだチャンスはあるはずだ」