レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは“期待を下回っている”と厳しい意見を口にした。今シーズン、ピエール・ガスリーは非常に印象的なパフォーマンスを見せている。ほぼ毎週末のレースでミッドフィールドとのレースに勝ち、予選では6戦中4戦でQ3に進出。そのうちの2回でレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンを上回っている。
だが、ダニール・クビアトは、予選でピエール・ガスリーを一度も上回ることができておらず、パフォーマンス面で匹敵することができていない。ヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトのパフォーマンスに失望していると認めるが、今すぐにシートを奪うことは考えていないと語る。「ダニールが期待どおりのパフォーマンスを発揮していないのは確かだ。しかし、シーズンはまだ落ち返してさえいない」レッドブルの育成ドライバーには、F1スーパーライセンス獲得に近づいているドライバーがいる。その筆頭株が日本人ドライバーの角田裕毅だ。「現在、角田裕毅はF2でF1シートを獲得するのに十分な成績を収めている。また。リアム・ローソンもF3で順調に進んでいる」とヘルムート・マルコはコメント。「だが、現時点ではクビアトを置き換えられることについては考えていない」