レッドブル・ホンダF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンのフィードバック能力を称賛。その能力は近年さらに磨きがかかっていると語る。2015年にトロロッソからF1史上最年少デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンは、2016年シーズン途中にレッドブルに移籍すると、その初戦となるスペインGPでいきなり優勝。ダニエル・リカルドが抜けた2019年からはチームリーダーの役割を担い、2023年までチームとの契約を延長している。
クリスチャン・ホーナーは、過去数年間で各ドライバーがチーム内でどのようなフィードバックをしていたかを振り返るとともに、マックス・フェルスタッペンのその能力を称賛した。例えば、過去にレッドブルに所属していたマーク・ウェバーのフォードバックは、当時のチームメイトのセバスチャン・ベッテルとは異なり、短く要点だけで“15分で終わった”と F1 Unscripted に語った。セバスチャン・ベッテルについては「彼は2時間でのすべてについて詳しく説明することができた。そして、30分後にはウォームアップについてやドリンクの設置についてもう議論していた。彼はあまりにも多くのことを共有するので、我々にとっても簡単なことではなかった。だが、それは彼にとっても賢明なことではなかった。教訓だね」と語る。では、マックス・フェルスタッペンのフィードバックはどうなのだろう?「マックス・フェルスタッペンが年を重ねるにつれてフィードバックが深みを増していくのを見るのは面白いことだ。例えば、特定のラップのあるコーナーで風向きの変化がマシンに与える影響など、何が起こっているのかについて理解をどんどん深めている」と語る。「詳細を認識し、保存し、対象を絞ったフィードバックに変換する彼のフィードバック能力は驚異的だ」ホンダF1の山本雅史もマックス・フェルスタッペンのフィードバックが開発に役立っていると語る。「昨年からドライバーが4人になり、特にマックス・フェルスタッペンというドライバーと組めているのは大きいです」と山本雅史はコメント。「彼のフィードバックが大いに開発に役立っています。だから、レッドブル、そしてマックスと仕事ができているのはありがたいですね」