レッドブル・ホンダF1は、フェラーリ離脱を発表したセバスチャン・ベッテルがチームに復帰する可能性を否定。すでにチームとして“マックス・フェルスタッペン体制”を敷いていることを改めて強調した。セバスチャン・ベッテルは5月12日(火)に今シーズン限りでフェラーリF1を離脱することを正式発表。2020年のドライバー移籍に関する噂“シリーシーズン”が本格化している。
フェラーリF1離脱を発表したセバスチャン・ベッテルだが、2021年以降の活動については触れておらず、F1引退を含めて様々な憶測が繰り広げられている。「人は変わってしまった状況に対して想像力を使って新しいアプローチに順応する必要がある」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「僕自身も、自分の将来について何が本当に大事なのか、時間をかけて振り返ることになるだろう」セバスチャン・ベッテルの移籍先に関しては、マクラーレン、ルノー、メルセデス、そして、かつての所属チームであるレッドブルの名前が挙げられている。セバスチャン・ベッテルは過去に4回のタイトルを獲得し、レッドブルの歴史のなかで最も成功したドライバーだが、レッドブルはベッテルがフェラーリに移籍して以降で前進しており、チームにはマックス・フェルスタッペンという絶対的なスターがいる。クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンとセバスチャン・ベッテルはチームメイトとして融合することはないと考えており、まt、フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンとのダイナミクスに満足していると語る。「マックスとは長期的な契約を結んでいる」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sportsに語った。「アレックス(アルボン)は良い仕事をしていると思うし、チーム内には良いダイナミクスがある」「経験上、2人の最優位雄はうまく機能しない傾向があることはわかっている」「セバスチャン・ベッテルは依然として非常に競争力のあるグランプリドライバーであり、2つの最優位雄を起用することがチームに貢献することはないと思う。我々はドライバーラインナップに満足している」レッドブル・ホンダF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもセバスチャン・ベッテルのチームへの復帰を否定。金銭的な問題とともに、改めてマックス・フェルスタッペンがナンバー1ドライバーであることを強調した。「レッドブル・レーシングに“ふたりのV(フェルスタッペンとベッテル)”がいることはない」とヘルムート・マルコはコメント。「財政的にそのような余裕はない。我々にはそのような支払うをする余裕はない」「フェラーリが彼に提示した金額は、(アレクサンダー)アルボンが稼ぐ金額とは大きくかけ離れたものだ」「我々は常に連絡を取り合っている。だが、ベッテルはマックス・フェルスタッペンがナンバー1ドライバーとしてフィックスしている状況を伝えられている。我々は2つのトップスターを起用することはできないし、今後もない。我々にとってそれは現在のトピックではない」
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