レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダを含めたエンジンメーカーがF1を継続するためにはパワーユニットのコストを引き下げなければならないと警告する。ヨーロッパでは、英国政府が2023年までにガソリン車/ディゼール車およびハイリッド車の新車の販売を禁止にするなど、自動車業界には電動化の波が押し寄せており、レッドブルのエンジンサプライヤーであるホンダを含めた自動車メーカーの将来のF1への関与が疑問視されている。
レッドブルは2021年にホンダと契約しているが、ホンダはF1での将来を検討している。だが、クリスチャン・ホーナーは、核となる問題はF1での競争に伴うコストであり、それはホンダだけに当てはまるものではないと主張する。「すべての自動車会社がますますプレッシャーにさらされていると思う」とクリスチャン・ホーナーは RaceFans にコメント。「したがって、コストは重要な問題だ。現時点では、ホンダだけでなく、すべてのメーカーの心考慮している思う。ルノー、メルセデス、さらにはフェラーリでさえ同じ課題を抱えていると思う」「それはF1にとって懸念だ。自動車業界における現在の世界市場の状況では特にね。」2021年のF1世界選手権では予算上限が導入されるが、エンジン開発には適用されない。「我々はシャシー側の予算上限に非常にフォーカスしているが、現時点ではエンジンはまだ着手されていない」とクリスチャン・ホーナーは語る。「そして、F1エンジン供給の持続可能性のためにはコストを削減することが不可欠だと思う」ホンダは、今後のF1への関与について「慎重に検討する必要がある」とし、F1撤退を決断した場合、レッドブルは“困難な状況”に陥るだろうと認める。レッドブルは、2018年に長年のパートナーであるルノーと決別してホンダのF1エンジンに切り替えた。過去にメルセデスとフェラーリはレッドブルへのF1エンジン供給を拒否している。
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