レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンが2020年のF1世界選手権でタイトルを狙うにはもう少し外交的でなければならないと助言する。近年、マックス・フェルスタッペンは成熟してはいるものの、思ったことを素直に口にする傾向にある。F1アメリカGPではフェラーリが“不正行為”をしていると発言して激怒させ、F1メキシコGPの予選後にはイエローフラッグで減速しなかったことを素直に語ったこともあり、ポールポジションを失った。
ヘルムート・マルコは「マックスは自分の意見に素直に表しているし、それは称賛に値する。レッドブルのイメージによく合っている」とヘルムート・マルコは Motorsport Magazin にコメント。それでも、ヘルムート・マルコは、特にタイトルを争う場合は、もう少し控えめにするのが賢明だと語る。「ワールドチャンピオンをかけた戦いでは、自分自身をもう少し抑える必要があるときもある。タイトル争いではもう少し外交的でなければならず、真実を少しわきに置かなければならないときがある。そうしれば、特定の発言に後から噛みつかれることはなくなるだろう」ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがメキシコでの一件から多くのことを学んだと語る。「実際、メキシコではいろいろなことが重なった。彼のインタビューに同行した広報の女性は、その時にフェルスタッペンが審議中であることを知らなかった。彼らは質問に対する準備ができていなかった。だが、彼はそこから学んだと思う」