レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年F1マシン『RB16』に競争力があれば、マックス・フェルスタッペンは2021年以降のレッドブル・ホンダに残ると自信をみせている。ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテルといったビッグネームは2020年末でチームとの契約が切れるため、すでに2021年のドライバーマーケットに関する噂は過熱している。
2020年に史上最年少F1ワールドチャンピオン獲得がかかっているマックス・フェルスタッペンは、シーズン序盤にそれが実現しないことが判明した場合、チームを移籍する可能性があることを否定していない。将来にむけて他のオプションを検討しているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「正直、それについてあまり考えいない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「もちろん、来年以降、他の可能性があることは知っている。僕にはあと1年契約がある。でも、より重要なことはシーズン序盤にどうなるかとにかく見てみることだと思う。その後、そこから先に何が起こるか見ていくつもりだ」マックス・フェルスタッペンの父親で競争マネージャーを務めるヨス・フェルスタッペンも「全員と話すべきかどうかはわからないが、少なくともトップチームと話をするべきだ」と語る。「ルールは同じままであるので、レッドブル・ホンダが来年初めから戦える可能性がより大きくなるだろう。良い希望を持っているが、状況がどのように進むのかを見極めなければならない」だが、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが来季以降もチームに残ることに自信をみせている。「トップドライバー全員が来年の終わりに契約が終了すると思う。だが、フェルスタッペンはこのチームにとても満足している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「我々はチームに彼がいることにとても満足しているし、彼はここにとてもうまくフィットしている」「来年彼に競争力のあるマシンを提供できるかは我々次第だが、最終的に音楽が停止して、誰もが同じシートにとどまることになってもまったく驚くことはないと思う」「ルイス(ハミルトン)は現状に満足しているし、マックスここにも満足し、我々とうまくやっている。どうして彼らがそれを変える必要がある?」「我々が来年マックスに良いクルマを与えることができれば、彼をキープできるだろう」クリスチャン・ホーナーは、2020年F1マシン『RB16』は今季マシンのアップグレード版になると語る。「来年はレギュレーションが安定しているので、理論的には3か月後に目にするマシンはここにあるクルマのアップグレード版になるだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「コンセプトを完全に破棄するのはどのチームでも非常に珍しいことだ。我々は正しい軌道に乗っているように感じている。何かを逃さない限りは、来シーズンのスタートから競争力を発揮できると期待している」「メルセデスはまた非常に好調なシーズンを過ごしたし、まだ非常に高いベンチマークだった。そして、我々はメルセデスにより近づいていると感じている。全体的に我々は今年このマシンをうまく開発したと思う」「ホンダはパワーユニットの導入ごとに素晴らしい仕事をしたと思うが、メルセデスとの間にまだギャップがあることを知っている。我々はプッシュし続けなければならない」