レッドブルのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーには将来にレッドブルに戻る可能性はあると語る。今年、レッドブル・ホンダのドライバーとしてシーズンを迎えたピエール・ガスリーだったが、前半戦で期待された成績を残すことができず、アレクサンダー・アルボンと交代するかたちでトロロッソ・ホンダに後退となった。
しかし、トロロッソで復調したピエール・ガスリーは、先週末のF1ブラジルGPで2位フィニッシュを達成。F1キャリア初となる表彰台を獲得した。「彼を候補者であると信じていなければ、我々は彼との解約を解除していた」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「だが、もちろん、我々はまだ彼の才能を信じている。それが彼をグループ内に残した理由だ」クリスチャン・ホーナーは、ピエール・ガスリーがシーズン中の降格にうまく対応し、レッドブル・ファミリーの一員として残るというポジティブな側面に焦点を当てたと評価する。「彼には2つの選択肢があった。それについて意気消沈する、もしくは、F1にまだ関わっており、レッドブルがまだ彼を信じているという事実に感謝するかだ。彼はそれに意気消沈するよりも、むしろ受け入れたと思う」「わずかな安堵もあったと思う。F1ではプレッシャーは高まっていくだけだったからね。そして、彼は(プレシーズンテストでの)2度のクラッシュの後にシーズンに入っていたし、彼にとって本当に厳しいレースがいくつかあった。彼からそのプレッシャーを取り除くのは正しいことだったと思うし、実際、彼がトロロッソで自信を取り戻しているのを見ることができて嬉しく思う」レッドブル・ホンダは、すでに2020年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンを引き続き起用することを発表しているが、トロロッソの2名も続投となることを見逃してはならないと語る。「彼はとても良い仕事をしていると思う。プレッシャーのかかるここの環境から彼を取り除き、わずかにプレッシャーの少ないトロロッソの環境に戻ったことで、おそらく少し運転しやすい車で彼の自信は回復し、素晴らしいパフォーマンスを発揮した。だからこそ、我々は2020年に彼に再び選択肢を与えた」「彼が初表彰台を獲得するのを見るのは素晴らしいことであり、レッドブルにとって素晴らしい日だ。願わくは、その自信が成長し続けることを願っている」
全文を読む