レッドブル・ホンダは、F1メキシコGPの決勝で、アレクサンダー・アルボンが5位、マックス・フェルスタッペンが6位とダブル入賞を果たしたが、マシンのペースを考えれば、満足できる結果とは言えないと語る。クリスチャン・ホーナー(チーム代表) 「マックスは好スタートを決め、最初の数コーナーでルイスとホイール・トゥ・ホイールのハードバトルを繰り広げたが、芝生に押し出されることとなり、多くのポジションを失った」
「巻き返しを図る中でバルテリのフロントウイングのエンドプレートがマックスのリアタイヤに接触して、マックスはパンクを抱えることになった。パンクしたタイヤでほぼ1周を走らなければならず、ピットインしてハードタイヤに履き替えたものの、1セットのタイヤで66周を走り切らなければならず、事実上、彼のレースはあそこで終わったも同然だった。レース序盤の混乱を避けたアレックスは3番手につけ、2ストップ戦略を選択したことから早めにピットに呼び入れた。サインツの後方となったアウトラップで少々タイムを失ったが、その後、1ストップの方が早いことが判明し、アレックスには素晴らしいペースがありながらも、ギャップを縮めることは不可能だった。週末ごとに見事な成長を見せており、ペースも徐々に近づいている。今週末、我々には非常に高速なレースカーがあり、5位と6位は期待していた結果ではなかったものの、ポジティブなことはいくつもあった」 アレクサンダー・アルボン(5位)「今日のレースは楽しめたので、悪くはない一戦だった。ペースにおいては今シーズンでベストと言えるぐらいのレースで、トップ集団からもそう離れた場所ではなかった。スタート直後は3番手につけることができ、表彰台圏内にいることにとても興奮した。トップ集団で戦えたことはうれしかったが、残念ながらライバルの1ストップ作戦のほうがうまくはまったようだ。僕たちに1ストップ作戦を採れるほどのペースやタイヤの持ちが残っていたかどうかは確かでなく、2ストップの戦略を採るしかなかった。最初のピットストップ後、サインツの後ろでコースへ復帰したときが特に、トラフィックから抜け出すのに時間がかかってしまった。しかし、ここはトラフィックから抜け出しオーバーテイクするポイントがいくつもあるコースだとは思う。チームのみんなはこのレースで最速のピット作業をしてくれたので、結果に繋げることができたのだと思う。彼らにとって多忙なレースウイークになったはずなので、これから結果でお返しをしていきたいと思う。順調に成長できていると感じているので、総合的な自分のパフォーマンスには満足している。ラップタイムもだんだん速くなってきているので、残り3レースでさらに速さを追求して頑張りたいと思う」マックス・フェルスタッペン(6位)「僕たちのマシンで今日の6位という結果は望んでいたものではないが、今日起こったさまざまな状況を考えると、いいレースができたと思う。スタートはうまくいったが、ルイス(ハミルトン)はフェラーリ勢に追いやられて芝生の近くまで行ってしまい、スピードを失っていたのだと思う。彼はターン1の外側からコースへ戻ってきて、ターン2でのディフェンスでかなり深い位置まで行ったので、僕は彼を避けようとして芝生へ飛び出してしまった。バルテリ(ボッタス)をオーバーテイクした際に接触を受けてリアタイヤがパンクし、そこからほぼ一周かけてピットへ戻った。その後は1ストップで走りきらざるを得ず、66周を走行することになったので、とても遅いラップとなった。ペースもマシンもよかったので結果は残念だが、今日の出来事を考えれば、6位という結果は悪くないと思う」
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