レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ディフェンディングチャンピオンのメルセデスに追いつくのは難しいかもないが、2位にいるフェラーリは現実的な目標になると睨んでいる。フェラーリがベルギーとドイツで2連勝したことで、夏休み前には44ポイントだった3位のレッドブル・ホンダとの差は85ポイントまで拡大してしまった。だが、クリスチャン・ホーナーは、打倒フェラーリは実現不可能な目標ではないと考えている。
「実現不可能な目標ではないと思う。ここまで、我々のポイントの多くはマックスによるものだが、2台のマシンが実力通りの結果を残せていれば、すでに彼らの上にいたはずだからね」とクリスチャン・ホーナーは Honda Racing F1 のインタビューでコメント。「それに、マックスはドライバーズランキングでフェラーリ勢よりも上に立っている。だから、後半戦の目標は、彼らとの差を詰めていくことだ」後半戦から、レッドブルにアレクサンダー・アルボンが加入してマックスのチームメートに、ピエール・ガスリーがトロロッソへ復帰することになった。シーズン半ばでのドライバー交代となるが、クリスチャン・ホーナーは、両チームともホンダ PUを使用しており、昨年よりも連携が強まっているので難しいことではないと考えていru。「すごく簡単なことだ。両チームともに同じオーナーシップのもとにあり、2人ともRed Bullドライバーだ。これがすごく大きなことのように考える人が多いが、実際は4つのシートをどうやりくりするかということに過ぎない。もし他のスポーツで、AチームとBチームを持つクラブがあれば、Aチームで不調の選手をBチームの選手と入れ替えるのはよくあることだし、Bチームにいった選手を再びAチームに戻すことだってある」「そのように、レッドブルとトロロッソは、同じ考え方のもとでチームを運営している」フェラーリを目標にしながらも、クリスチャン・ホーナーは最終戦アブダビGPまでの結果だけを見るのではなく、パフォーマンスがどうなのかを見極めようとしている。「皆さんは、トップグループでの相対的なパフォーマンスを見ていると思う。昨年、我々は4勝を挙げた。今年はここまで2勝、もしかしたら3勝できていたかもしれない。後半戦は、すべてが我々にとってのビッグレースになる」「シンガポール、メキシコ、オースティンはチャンスがあるはずだ。日本で結果が出せたら夢のような展開だね。あとは、どこかな…。ブラジル、そしてアブダビもいいかもしれない。こうなるとほとんどのレースだよね!」
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