レッドブル・ホンダは、F1ハンガリーGPの決勝で、マックス・フェルスタッペンが2位、ピエール・ガスリーが6位でレースを終えた。クリスチャン・ホーナー(チーム代表)「今日の展開にはフラストレーションを感じている。マックスは、我々が彼に求められるすべてのことをした。スタートを決め、序盤のラップではレースをコントロールしていた」
「我々はルイスをカバーするために早めにピットインする必要があった。彼は6周目にピットインしたが、今日のメルセデスのペースは素晴らしかった。彼らはプッシュし続けたが、我々は防護することができていた。マックスとルイスは残り22周までフィールドを大きくリードし、メルセデスは戦略をサイコロを転がして、新品のミディアムタイヤをルイスに履かせた。もし、我々がカバーするためにピットインしていれば、トラックポジションを譲ることになっていただろう。我々はレースの最後まで到達することに賭けた。今日はメルセデスとルイスを祝福したい。彼らは残り3~4周でリードを得ることができた。その時点で我々は失うものは何もなくなったので、新品のソフトタイヤを装着し、ファステストラップを取りにいった。ピエールに関しては、1周目にポジションを失ったが、戦略によって6位まで挽回することができた。もっと良い結果を約束された日に2位と6位は少しフラストレーションを感じるが、それでも我々は2位、ポールポジション、ファステストラップを記録した。マックスはドライバーズ選手権でバルテリとの差を縮めたし、チーム全体が過去数レースでマシンの真のパフォーマンスを示した。これから一生懸命仕事をした自分へのご褒美として夏休みに入ることができる」 マックス・フェルスタッペン (2位)「最善は尽くしたが、ルイス(ハミルトン/メルセデス)のほうが明らかに少しスピードがあった。とはいえ、他車と大きなギャップを築いたし、2位という結果は十分に喜ぶべきものだと思う。ペースという点では今日は僕たちの日ではなかったと思うが、総合的にはとてもいいレースウイークになり、ポールポジションを獲得できたことは大きな前進になった。もちろん、ポールポジションからスタートしたので、当然優勝したかった。ただ、ファステストラップをマークしつつ、2位表彰台を獲得することが、現実的に僕たちができた最高の結果だったのではないだろうか。同じタイヤを装着していたときは、ハミルトンを抑えることができた。ただ、彼らが3番手との差を活かして選択した2ピットストップの作戦が彼にうまく作用したようだ。トップを守り抜こうとタイヤを最大限に使ってトライしたが、毎周1、2秒で差を縮めてきたハミルトンに成す術はなかった。フレッシュタイヤを装着した彼はすぐに僕との差を縮めたので、オーバーテイクされることも予想していた。そのあと、エクストラポイントが稼げるファステストラップを獲得するために、ピットインをし、ソフトタイヤへ変更を行った。結果ファステストラップを更新することができ、とても満足している。できる限りのことはやったので、後悔はない。だんだんとトップへ近づいてきているので、これから迎える休暇をいい気分で過ごせそうだ」 ピエール・ガスリー (6位)「今日のレースは序盤から難しい状況に迫られた一戦だった。スタートがうまくいかなかったことから始まり、そのあともアタックを試みたが、マシンがスライドしてしまい、グリップも得られず苦戦することとなった。1コーナーで板挟み状態になったあと、2コーナーでライコネン(アルファロメオ)と接触しそうになり、スタート後にタイムロスとなることが起きてしまった。FP1とFP2が行われたレースウイーク初日の金曜は調子がよかったが、土曜日からグリップに悩まされることになった。レースは6位でポイント獲得は叶ったものの、さらに上を狙えたはずだ。これからやってくるしばらくの休暇はみんなにとってスイッチオフとなるいい機会だ。僕もリラックするすると同時に、シーズン前半戦でなにがよかったか、なにがより改善できたかを考えたいと思う。そしてシーズン後半戦はさらに力強くなって戻ってきて、多くのポイントを獲得できるレースにしていきたい」