レッドブルは、ハースF1チームのタイトルスポンサーを務めてきたリッチエナジーと元CEOのウィリアム・ストーリーを商標権侵害で提訴したようだ。元々、その実態が疑問視されていた英国のエナジードリンク企業のリッチエナジーだが、ハースF1チームのタイトルスポンサーを巡る社内の内部闘争が注目を集めている。
F1イギリスGPの週末、ウィリアム・ストーリーは、リッチエナジーのTwitterでハースF1チームとのタイトルスポンサー契約を解除したことを発表。しかし、同社の株主はそれを否定し、7月16日付でストーリーを更迭。社名を『ライトニングボルト』へと変更している。旧リッチエナジーは、7月18日にレッドブルが、リッチエナジーとウィリアム・ストーリーを相手取り、商標権侵害で提訴していたことを明らかにした。Twitterに投稿された書簡によると、レッドブルは商標登録している“RED BULL”および“GIVES YOU WINGS”と類似するサインを無断で使用されたと主張。リッチエナジーは、自転車専門ブランドであるホワイトバイクスにロゴが類似しているとして著作権侵害で訴えられ、ロゴの使用を禁じられている。