レッドブル・ホンダのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは、メルセデスは今週末のF1モナコGPでも“非常に強い”と考えており、優勝候補だと予想している。昨年のF1モナコGPではレッドブルが圧倒的な速さを見せたが、前戦F1スペインGPの週末にメルセデスがカタルニア・サーキットの低速の最終セクターで速さをみせたことで、モンテカルロでもメルセデスが圧勝するのではないかとのムードが漂っている。
今シーズン、メルセデスは前人未到の開幕から5戦連続1-2フィニッシュを達成し、F1史上最高のスタートを切っている。「カタルニア・サーキットの低速セクションでのメルセデスのパフォーマンスを見れば、モナコで彼らが非常に強いと考えるのは確実だろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「確実に彼らが優勝候補だと思うし、我々はベストを尽くして彼らに挑戦していくつもりだ」「ベストなクルマなくして5戦連続1-2フィニッシュなど達成できるはずがないし、彼らがベンチマークであることは確かだ。彼らは現時点で最高のクルマを持っている。我々の仕事は彼らに追いつくことだ」レッドブルは歴史的に低速コーナーで強く、メルセデスはロングホイールベースによって低速コーナーが弱点だった。しかし、メルセデス W10はその部分で大きな進歩を果たしているようにみえる。「組み合わせだと思う。メルセデスはサーキットのその部分でクルマからパフォーマンスを引き出すことにおいいて非常に良い仕事をしたと思う」とクリスチャン・ホーナーは説明。「まだ新しいレギュレーションとタイヤ構造に関しては最適化できていないと思う。だが、スペインでは一歩前進を果たせたと思っているし、それがもっと続いていくことを期待している」マックス・フェルスタッペンも、レッドブル・ホンダのマシンはメルセデスと比較して“どのコーナー”でも負けていると考えており、モナコでもメルセデスは強さをみせると予想している。「僕たちはどのコーナーでもメルセデスほど良くない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「悪いクルマというわけではないし、いいクルマだ! でも、現時点ではメルセデスはどこでもも僕たちよりも速い」「中・高速はかなり似通ってるけど、毎週末に走らせるダウンフォースレベルに大きく左右されるため、言うのは少し難しい。このトラックでは、彼らは低速コーナーで非常に強かった。そして、通常、それはモナコでもかなり有利だ」「現時点での最終セクターでのパフォーマンスを見れば、僕たちが優勝候補ではないのは明らかだと思うし、モナコで非常に強かった去年のようなパフォーマンスも期待できない」関連:2019年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール