レッドブル・ホンダは、F1スペインGPの決勝レースで、マックス・フェルスタッペンが3位、ピエール・ガスリーが6位でレースを終えた。クリスチャン・ホーナー (チーム代表)「ターン2とターン3でフェラーリ勢をパスすることに成功したマックスのオープニングラップは驚異的だったし、ガスリーもまずまずのスタートを切った。我々はかなり早めにもう少しアグレッシブに行くことを選択し、2ストップ戦略を進めた」
「今日のマックスは非常に一貫性があった。彼はクルマからすべてを引き出すことができていたし、セーフティカー後のレース終盤でセブを抑えて3位を維持した。ピエールも力強いレースを見せていたが、レースの途中でデブリを拾ってフロントウイングに詰まってしまったことでかなりのパフォーマンスが犠牲になった。全ての事を考慮すれば、今回も彼は非常に強力なレースをしていたし、チームにより貴重なポイントをもたらしてくれた。今年2回目の表彰台を獲得できたのは素晴らしいことだ。これからメルセデスがベンチマークとなるモナコまでにやるべきことがたくさんあるのは明らかだが、引き続き、ギャップを縮めていければと思っている」マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、今日のレースの結果にはとても満足してる。ふたたび3位表彰台を獲得できましたし、この順位は今の僕たちの実力をあらわしているものだと思う。ポイントを積み重ねることができた点もチームとしては喜ばしい結果になった。決勝ではフェラーリとバトルできるチャンスがあると確信していたし、その通りになった。スタートでは上位3台が1コーナーで同時に突っ込むという荒れた展開となり、接触を避けるためにその争いから一歩引くことにしたけど、結果ターン2からターン3へのベストなライン取りができた。そのコーナーで3番手へオーバーテイクが成功したことは、そこから自分のペースと戦略で残りのレースを戦うためにとても重要だった。トップ2台のメルセデスには届かなかったけど、安定したラップタイムで走ることができたし、表彰台獲得はとても喜ばしい結果だ。みんながタイム差を縮めるためにてもモチベーション高く開発に取り組んでいる。僕たちも正しい方向性をつかむために、来週のテストでいくつか新しいことをテストする予定だ」ピエール・ガスリー(レッドブル)「最初のスティントは調子がよかったが、後半に向かうにつれてタイヤのグリップと摩耗に苦戦してした。フロントウイングにたくさんのデブリが付着してしまいマシンがスライドし、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまった。できる限りプッシュしたけど、前を走るフェラーリのマシンに十分についていくことができなかった。セーフティカーが解除になった瞬間、ルクレールをオーバーテイクしようと試みましたが成功には至らなかった。いいバトルはできたが、ターン3では少し接触があったと思う。結果ポイントが獲得できたいい一戦になった。来週の火曜日にはテストがあるので、さらにいくつか新しいことを試しながら引き続き上を目指してプッシュしていく。今後の開催サーキットの中には僕たちのマシンにより合ったコースがあるので、これからのレースがさらに楽しみだ」