レッドブルは、インディカーに参戦するパトリシオ・オワードがジュニアプログラムに加入したことを発表した。メキシコ出身のパトリシオ・オワード(20歳)は、昨年インディ・ライツでタイトルを獲得。インディカーの最終戦ソノマにスポット参戦し、予選5番手、決勝を9位でフィニッシュ。今季はカーリンからフル参戦している。
パトリシオ・オワードは、将来的にF1参戦に意欲をみせている。「急展開だ。F1のチャンスが巡ってくるかもしれない。自分がやり遂げてきたことを誇りに思っているし、同時にインディカーの扉を開いてくれたトレバー・カーリンにも感謝したい。それがF1への扉を開いてくれたからね」とパトリシオ・オワードはコメント。「とても大きなことだけど、準備はできている。自分の力を信じているんだ。結果さえ手に入れば、F1に到達し、成功するために必要なものは僕の中に備わっている。このままF1に行きたい」 「僕にとって大きなチャンスだ。当然のことながら、すべてのレーシングドライバーがF1に目を向けているし、多くのドライバーにF1への可能性を提供しているレッドブル・ジュニア・チームに加わることは、ワールドチャンピオンになるために何かを与えてくれる」「レッドブル・ジュニアチームの一員になることができて、僕の可能性を見てくれた(ヘルムート)マルコとレッドブルのチームに感謝している」「インディアナポリス500とは別にインディカー・シリーズをカーリンと戦うことに興奮している。ロードコースを優先しているので、インディ500は僕にとって唯一のオーバルだ」「残りのシーズンの僕の焦点はカーリンとのインディカー・シリーズで確実に結果を出しいていくことだ。僕たちには素晴らしいパッケージとたくさんのポテンシャルがある。チームとしてお互いを完全にサポートし合える環境で競争するのは素晴らしいことだ」パトリシオ・オワードはインディ・ライツのタイトル獲得によってF1でのレースをするために必要な40点のスーパーライセンスポイントのうち15点を獲得している。このニュースを受け、F1スペインGPが開催されているバルセロナのパドックでは、年内にもパトリシオ・オワードがトロロッソのF1マシンをドライブする機会がやってくるかもしれないとささっ焼かれている。トロロッソのF1チーム代表務めるフランツ・トストは、パトシリオ・オワードの経歴を見れば、F1でチャンスを与えるだけの価値はあると語る。「トロロッソに彼を迎えられるならば我々は大歓迎だ」とフランツ・トストは Sky Sports にコメント。「北アメリカのファンの間でF1への関心を高めることができるからね。それは必要なことだよ。ご存じの通り、リバティ・メディアもそれをプッシュしている。本格的に関心を高めるためには国民的ヒーローが必要だ」 レッドブルのジュニアチームには、イギリス出身のダニエル・ティクトゥムも控えており、来週のバルセロナテストではレッドブル・ホンダ RB15をドライブすることになっている。
全文を読む