レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今季マシン『RB15』がダウンフォース不足に苦しんでいるのは昨年までエンジンパートナーを務めていた非力なルノーのF1エンジンへの対応が尾を引いていると語る。これまで、コーナリングに強いダウンフォースマシンを特徴としてきたレッドブルだが、今シーズンはここまでRB15は高速コーナーでのバランスに苦しんでいる。
ヘルムート・マルコは、昨年までは非力なルノーのF1エンジンのためにダウンフォースを減らしてトップスピードを高めるマシン設計を強いられてきたことが、今シーズン序盤の空力問題に影響を及ぼしていると語る。「ここまでダウンフォース不足が我々の問題だった」とヘルムート・マルコはコメント。「クルマの設計は元エンジンパートナーのエンジンパフォーマンスの不足を前提としたものだった。そのため、我々は効率性を考慮して設計しなければならなかった。それによって我々はコーナーでタイムを失っていた」ヘルムート・マルコは、F1スペインGPで投入されるアップグレードは、シーズン序盤に見舞われていた“空力問題”を解決するものだと語る。「我々はバルセロナに空力ソリューションを持ち込む。それによって問題は完全に解決されることが約束されている」「ホンダがエンジンパフォーマンスを大きく改善させたことで、我々は今それに対応することができる」関連:2019年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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