レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンは“非常に成熟”した2019年シーズンのスタートを切っており、それがホンダF1との新たなパートナーシップの勢いとペースを向上させ続けることにおいて奏功していると語る。マックス・フェルスタッペンは、開幕戦オーストラリアGPで3位入賞を果たしてホンダに11年ぶりに表彰台をもたらした。その後の2戦でも4位入賞し、ドライバーズ選手権で3位につけている。
だが、レッドブル・ホンダは実質的にはメルセデスとフェラーリに匹敵できるだけのペースは発揮できていない。クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1が継続的なゲインをもたらしてくれると自信をもっており、新しいパワーユニットのRB15の新たな融合によるシーズン序盤のポジティブなパフォーマンスは、シーズン後半にむけた重要な基礎を築くことになると考えている。また、マックス・フェルスタッペンはこれまで気性の荒い性格で知られてきたが、クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダの新たなパートナーシップに対するフェルスタッペンの成熟ぶりを称賛する。「その点で彼は非常に成熟したと思っている。今シーズンここまで3つの力強いグランプリを走っている。もちろん、バーレーンで表彰台に上がれなかったこと、中国でピットストップ後にセバスチャンを抜けなかったのは不運だった。彼は4位をもたらすために非常に成熟したレースをしていた」「この段階ではポイントを蓄積していくことが重要だ。まだ上位勢とそこまで大きな差は開いていないし、彼はチャンピオンシップでフェラーリの両方のドライバーの前にいる。道なりはまだとても長い。シーズンの段階ではあまり離されずにいることが重要だ。クリスチャン・ホーナーは、レッドブル・ホンダにフェラーリの一台を倒す実力があることはチームに自信を与えているとし、シーズンを通して上位勢とのギャップを縮めるために明確な進歩を果たしていけると語る。「進化することが重要だ。今年の我々の目標はメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めることがすべてであり、それが我々がやっていることだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「我々は中国でフェラーリ勢に割って入ることができたし、メルセデスとのギャップを確実に縮めている。今からシーズンの中間点までにもっと多くのアコーディオン効果が見られるだろう」