元レッドブルのF1ドライバーであるマーク・ウェバーは、2019年にホンダのF1エンジンに切り替えるというレッドブル・レーシングの決断を支持している。近年、ホンダのF1エンジンはパフォーマンスを改善してはいるものの、決して成功しているとは言い難い。しかし、マーク・ウェバーは、ルノーのカスタマーF1エンジンを捨てるというレッドブル・レーシングの決断は正しい判断だったと考えている。
「レッドブルには変化が必要だった」とマーク・ウェバーは Speed Week にコメント。「そこから新しいエネルギーを得ることができる。ホンダにとって最大の課題は、エンジンに必要とされる寿命のなかですべてのパフォーマンスを引き出すことだ」ホンダの2019年型F1エンジンには予選で追加のパワーブーストが得られる“パーティモード”が搭載される。「ホンダが予選で追いつくのは疑いのないことだと思う。だが、レースでの信頼性は別物だ。それには時間が必要だ」とマーク・ウェバーは語る。その一方で、マーク・ウェバーは、レッドブル・レーシングを離れてルノーに移籍するという決断をしたダニエル・リカルドの決断には確信が持てておらず、逆に否定的な感情を抱いている。「彼は賭けをした。彼がその賭けに勝ちたいと思っているのは間違いない」とマーク・ウェバーはコメント。「時間が教えてくれるだろう。ルノーには多くの優秀な人材がいるので、ルノーがパフォーマンスを改善できれば、ダニーはそこにいるだろう」レッドブル・レーシング以外に目を向ければ、2019年の注目はフェラーリに向けられている。フェラーリF1チームは、マウリツィオ・アリバベーネを更迭して、マッティア・ビノットを新チーム代表に抜擢。また、キミ・ライコネンに代わり、若手有望株のシャルル・ルクレールがセバスチャン・ベッテルのチームメイトとして加入する。「2018年を終え、フェラーリは何かを変えなければならない状況にあった」とマーク・ウェバーはコメント。「セブには多くのプレッシャーがあった。そして、今年は新しい機会となる」若手のシャルル・ルクレールが、4回のF1ワールドチャンピオンに本当に挑戦できるかと質問されたマーク・ウェバーは「ビッグチームでの大きなチャンスだ。だが、彼はまず経験を積む必要がある」とコメント。「彼はセブに頭痛の種を与える可能性もがある。特に予選ではね。だが、セブはそのための準備はできていると思う」
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