レッドブル・レーシングとルノーは、2018年のF1世界選手権 最終戦アブダビGPをもって12年間にわたるパートナーシップの幕をとした。レッドブル・レーシングとルノーは、59勝、160回の表彰台、60回のポールポジション、60回のファステストラップを記録。セバスチャン・ベッテルを擁して2010年から2013年までドライバーズとコンストラクターズを合わせて8つのワールドチャンピオンを獲得した。
しかし、2014年にF1にV6ターボハイブリッドが導入されるとルノーのF1パワーユニットは、メルセデスやフェラーリと比較して信頼性と競争力に欠け、両者の関係は悪化。さらにルノーが2016年にワークス復帰したことでその亀裂は決定的となった。レッドブル・レーシングは2019年からホンダとのパートナーシップを開始。一方、レッドブルから引き抜いたダニエル・リカルドを獲得することに成功したルノーは、ワークスチームとカスタマーのマクラーレンに集中していく。「1つの章が終了するとまた別の章が開く。すでに我々は2019年に興奮している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。ルノーのシリル・アビテブールは「レッドブルは、我々の実力以上のことに挑戦するパートナーだった」とコメント。「我々は彼らのパートナーとして、エンジン技術の限界を追求し、排気や燃費、燃焼効率の大幅な改善を含め、様々な先進技術をこのスポーツに持ち込んだ」「彼らは我々と同じように競争心を持っており、我々は一緒に素晴らしい結果を達成した。その期間の我々の記録は独自の価値として認識されるだろう」「レッドブルの次のステップにおける活躍を願っているし、今後のシーズンでコース上で競争することを楽しみにしている」
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