レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ダニール・クビアトが2019年のトロロッソ・ホンダのドライバー候補であることを認めた。レッドブルのジュニアプログラムに所属していたダニール・クビアトは、2014年にトロロッソでF1デビュー。翌年にはフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテルの後任として2016年の第4戦までレッドブル・レーシングのドライバーを務めた。
マックス・フェルスタッペンと交代するかたちでトロロッソに戻ったダニール・クビアトだが、2017年のF1マレーシアGPでピエール・ガスリーと交代。ガスリーがスーパーフォーミュラに参戦したアメリカGPには出場してポイントを獲得したもののの、そのレースを最後にトロロッソのシートを失い、レッドブルのプログラムからも外された。しかし、ピエール・ガスリーが2019年にレッドブル・レーシングへの昇格が決定し、トロロッソ・ホンダに空席ができたことで、今週、ダニール・クビアトのトロロッソでの電撃復帰という噂が浮上した。レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、ダニール・クビアトが2019年のドライバー候補であることを認めた。「シーズンのこの時期は噂はつきものだし、モンツァはその温床になりやすい」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sports F1 にコメント。「トロロッソの状況はかなりオープンであり、あらゆることが経慮されている。彼はリストにいる何名かのドライバーのひとりだ」ダニール・クビアトを検討しているかと改めて質問されたクリスチャン・ホーナーは「その通りだ」と答えた。レッドブルはジュニアドライバーが枯渇しており、プログラムの筆頭株であるダニエル・ティクトゥムは、たとえ今年のヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得したとしてもスーパーライセンスポイントを満たすことがでいない。ダニール・クビアトの他にもマクラーレンのストフェル・バンドーンとランド・ノリス、元レッドブルのジュニアドライバーで今季のフォーミュラEチャンピオンのジャン・エリック・ベルニュの名前が挙げられており、現行ドライバーのブレンドン・ハートレーの将来も不明となっている。トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ドライバーに関してはレッドブルが競技を続けており、“近い将来”ラインアップが発表されることを期待していると述べている。
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