レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ホンダF1とのパートナーシップ初年度となる2019年シーズンは、それほど大きな期待はしていないと認める。レッドブル・レーシングは、今シーズン限りで12年間にわたってエンジンパートナーを務めていたルノーとの関係を解消し、2019年からホンダF1と新たなパートナーシップを開始する。
マクラーレンとの3年間のパートナーシップを解消し、今年からトロロッソとの新たなパートナーシップを開始したホンダF1だが、まだメルセデスやフェラーリに匹敵するほどパフォーマンスを改善できていない。ホンダのF1パワーユニットを搭載する2019年について質問されたクリスチャン・ホーナーは「当然ながら、初年度は我々にとって過渡期のようになると予想している」と La Gazzetta dello Sport にコメント。「ライバルたちと比較すれば、ホンダはまだ必要なステップを踏んでいかなければならない」その一方で、クリスチャン・ホーナーは、2007年から搭載してきたルノーのF1パワーユニットで戦う最後のシーズンとなる今シーズンの結果にはまったく満足できていないと語る。先週末のF1ハンガリーGPでは、マックス・フェルスタッペンのMGU-Kが故障。“標準以下のエンジン”だと不満を露わにしていた。「期待外れだった」とクリスチャン・ホーナーは語る。「我々はバーレーンで勝てていたはずだし、中国とモナコでは2台揃って表彰台に上れるはずだった」「だが、フェラーリやメルセデスを苦しめることができるのは我々しかいない」ここまでレッドブル・レーシングは3勝を挙げているが、コンストラクターズ選手権では首位のメルエデスに112ポイント差をつけられている。