レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今季ミスを連発させているマックス・フェルスタッペンに対し、チームメイトのダニエル・リカルドから学ぶべきだとアドバイスを送った。マックス・フェルスタッペンは、今シーズンの開幕6戦の全てのレース週末で何らかの事故やミスを起こしており、先週末のF1モナコGPではフリー走行3回目にクラッシュを喫して予選に出走できず、勝利のポテンシャルのあるマシンでのレース週末を棒に振った。
一方、チームメイトのダニエル・リカルドは開幕6戦で2勝を挙げ、コンストラクターズ選手権3位につけており、マックス・フェルスタッペンの倍以上のポイントを獲得している。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンのモナコでのクラッシュに明らかな不満をのぞかせており、クリスチャン・ホーナーもマックス・フェルスタッペンはモナコの週末から学ぶべきだと忠告した。「マックスにはすぐ隣のクルマにとても優秀な先生がいる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼には豊富な才能があるし、今年は何度か厳しいレッスンを科せられた。アプローチを修正することが彼のプラスになると思っている」マックス・フェルスタッペンと話しをする考えはあるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「ああ、もちろんだ」とコメント。「だが、意見は何千通りもあるし、修正して対処できるのはマックス自身だけだ。今週末は彼にとって非常につらかったと思う」 「我々は毎週のように話している。彼は今週ファクトリーにいるし、これまで以上に努力している。今までで最も調子がいいと感じているが、少しハードに攻めすぎてしまうことにフラストレーションを感じているはずだ。もちろん、負のスパイラルに陥ってもハードに行ってしまうのであれば、一度リセットボタンを押す必要があると思う」 マックス・フェルスタッペンは、F1最年少最年少となる17歳でデビューし、18歳で初勝利を挙げている。クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンの最近のミスを批判する際にはフ彼の年齢も考慮することが重要だと語る。「マックスが非常に早い時期にF1に来たことは秘密ではない。彼は最高のクルマの一台で全体の世界を見る前に非常に素早く学ばなければならなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「大部分のドライバーが下位シリーズでミスを犯してきたし、誰もそれには注意を払わなかった。だから、マックスは違う。私は彼が成功すると確信している」