レッドブルは、F1ドイツGPの予選で、マーク・ウェバーが1番手、セバスチャン・ベッテルが4番手だった。不安定な天候のニュルブルクリンクで、マーク・ウェバーが、2002年のF1デビュー以来、132戦目にして遂に初ポールポジションを獲得した。一方、セバスチャン・ベッテルは4番グリッドを獲得。ブラウンGPの2台の先行を許してた。
マーク・ウェバー (1番手)「今日は僕にとってはとてもスペシャルな日だ。これまでにもポールポジションを獲得できそうになったことは何度かあった。今日はチームが最高の仕事をしてくれた。今週末はずっと良いタイムを記録しているが、あの予選セッションはチームとドライバーにとって本当の試練だった。本当に大変だったので、僕にとっては一番重要な瞬間に良いラップタイムを記録することがとても重要だったが、トップタイムを記録できたので本当にうれしかった。クルマはとても調子が良かったが、コースコンディションが非常に難しかったので、常にエンジニアと無線連絡を取って状況を確認していた。路面はかなりドライになっているように見えたが、スリックタイヤでは全くダメだった。Q2は最後の10分に何が必用かを読むのが本当に難しかった。最終的には、3つのセクターをミスなくクリーンに走ることができたのがカギとなり、ポールポジションを獲得することができた。自分の経験を生かすことができたし、チームも最高だった。ピットウォールのスタッフの判断も正しかった。彼らは他のドライバーたちの動向を観察することができるからね。ここには世界のトップドライバーが集まっているので、彼らがミスを犯すということは、タイヤが間違っているということだ。自分たちの決断を信じて、コースに出て全力を尽くした。このコンディションでは誰もが大変なのは分かっていたからね。ファクトリーのスタッフとここにいるチームの全員に心から感謝する。明日は最高のポジションからのスタートなので、初優勝となることを願う。バリチェロもバトンも非常に力強いシーズンを戦っているのでプッシュしてくるだろうが、良い戦いができれば良いと思う。明日は初優勝を目指して全力で戦う」セバスチャン・ベッテル (4番手)「今日の予選はクジ引きみたいだった。特にQ2はどのタイヤを選べば良いのかが分からなかったからね。Q3は再びドライタイヤでの戦いだったが、厳しい接戦だった。セッションを通して路面のコンディションは向上したが、最終ラップがイマイチでフロントローとはならなかった。クルマの性能は十分だったが、できなかった。この辺は天気がかなり不安定なので、明日のレースでも何が起きるか分からない。様子を見よう」クリスチャン・ホーナー (チーム代表)「非常にトリッキーなコンディションだったにも関わらず、マークは初のF1ポールポジションを達成し、明日のレースを理想的なポジションからスタートすることになった。セバスチャンは少し重い燃料でのスタートとなる。彼もとても良い仕事をしたと思うが、最終ターンで少しタイムを落としたようだ。残念ながらブラウンの2台に抜かれてしまったので、ブラウンをレッドブルの2台が挟む結果となった。KERS搭載車のマクラーレンの2台がすぐ後ろから我々を狙っているので、明日はとてもエキサイティングなレースになるだろう」 ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)「マークはこれまでの努力が報われて本当に良かった。彼は良い男だし、良いドライバーだ。シルバーストンでは本当にギリギリで実現できなかったが、今回はポールポジションを達成することができ、我々としても借りを返すことができた。我々ルノーのメンバーも彼に初のポールポジションをもたらすことができたことを非常に喜んでいる。セバスチャンにとっては少し難しい予選で、僅かな差で4位となった。しかし、クルマが期待通りのパフォーマンスを発揮すれば、明日は良いレースを戦ってくれるだろう」関連:F1ドイツGP 予選:マーク・ウェバーが初ポールポジション獲得!
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