レッドブルは、FIAとFOTAとの論争が収束した現在でも、いまだ2010年のエンジン供給元を決定していない。今年4月の段階でクリスチャン・ホーナーは「どこが2010年にF1にいるか誰が知っていると言うんだい?」と語り、ルノーとのカスタマー契約の更新を悩んでいることを公にしていた。しかし、FOTAとFIAの論争は6月下旬に終結し、少なくとも2012年末まで自動車メーカーがF1に残るという和平協定が結ばれた。
だが、レッドブルは今でもメルセデスへのエンジン変更を考えているとみられている。ルノーとレッドブルとの契約は、今年で満了する。「メルセデス・エンジンは素晴らしい。そこに時間的制約はない」とクリスチャン・ホーナーは語る。「ブラウンは土壇場でもエンジン変更が可能であることを証明した」
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