レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、現在のF1グリッドの全チームの企業スポンサーが著しく減少していることを指摘し、F1は将来にむけた他のスポーツとの激しい競争のなかでもっと魅力的なものにならなければならないと考えている。「スポンサーを引きつけるためには魅力的なプロダクトがなければならない。魅力的なプロダクトでなければ、スポンサーはつかない」とクリスチャン・ホーナーはコメント。
「今では多くの裸のクルマが並んでいる。我々はコース上だけでなく、コース外でもブランドを引くつけることができていた」「もはやF1はチームが利益を上げていた20年前の健康状態からはほど遠い。クルマには素晴らしいブランドがいくつもあった。1997年と2017年のシーズン末のドライバー写真を比較してみればいい。関与する企業の数が大幅に減少していることがわかるだろう」「我々はスポンサーを引きつけ、F1が持つ莫大な価値を提供できる魅力的なショーを生み出さなければならない」クリスチャン・ホーナーは、10年前よりも新たなスポンサー資金を獲得することが厳しくなっていると認める。「そうだね、今は厳しくなっていると言える。世界が進化するにつれて、選択肢が増えているからね」「より多くのプラットフォームがあるし、現時点での我々のプロダクトは素晴らしいものではない。アブダビのようなレースはF1にとって最高の広告にはならない。我々はそれよりも優れているし、F1はそれよりも優れている。OK、それは20のなかでの1つの章にすぎない。いくつも素晴らしいレースがあった。だが、常に学ばなければならない」レッドブル・レーシングは、2016年からタグ・ホイヤーをエンジンのネーミグスポンサーを務め、2018年からアストンマーティンをタイトルスポンサーに迎える。関連:マクラーレン、2018年もタイトルスポンサーを獲得できず