レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今シーズンはエンジンの信頼性面で2006年以来の最悪のシーズンだったと語る。今年、マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは、度重なるルノーのF1パワーユニットの故障に見舞われ、タイトル争いに加わることができなかった。2017年のF1世界選手権では、合計で740グリッド分の降格ペナルティがあった。
最も降格ペナルティが多かったのはホンダの380グリッド、次いでルノーの320グリッド。メルセデスとフェラリはそれぞれ20グリッドだった。「信頼性、エンジンの信頼性に関しては、2006年以降(レッドブルはフェラーリ製エンジンを搭載)で最悪の一年だった」とクリスチャン・ホーナーは Autosport にコメント。「我々のエンジンパートナー(ルノー)は、冬に間にそれを解決するために懸命に取り組んでいる。彼らは自分たちのチームのためにもそれを必要としている」「来年、もちろんフェラーリとメルセデスは立ち止まってはいないだろうが、彼らに本当に挑戦できるキャンペーンになることを願っている」ルノーのパフォーマンスはシーズンが進むにつれて改善し、マックス・フェルスタッペンはマレーシアとメキシコで優勝したが、予選では苦戦を強いられるシーズンとなった。「決勝では少し収束するが、まだ予選では、モードや潜在的なオイルの仕様など、まだかなりの差があるのは確かだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「ストップウォッチは嘘をつかない。我々はハイブリッド(エンジン)の5年目に突入するが、5シーズン目までに収束し、彼らが苦しんできた問題を理解していくシーズンになることを願いたい」レッドブルは、シャシー面でも厳しいスタートを切ることになったが、クリスチャン・ホーナーは、終盤戦でメルセデスやフェラーリと戦えるまで取り戻したチームの仕事ぶりに満足していると語る。「我々にとって、2つの半分のシーズンだった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「シーズン序盤は目標を達成できなかった。冬の間の我々のツールに問題がコース上での問題を生み出した。それは走り始めるまでには出ていなかった問題だったし、我々のシミュレーションツールが揃っていないことを知ることになった」「一旦、我々がそれを理解した後は、非常に明白な開発経路を進むことができた」「ミルトンキーンズのチーム全体が、開幕戦での1秒遅れからレースで優勝できるまで信じられないような仕事をしてくれた。シーズン後半の3分の1では最高のシャシーだったのは間違いない」「我々の分析によると、最終4~5戦の決勝では間違いなく最高のシャシーを持っていた」「その進歩を見れたことには満足している」
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